この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
加耶(かや)とは、日本列島の古墳時代と同じ頃、朝鮮半島の南部に存在した、互いに協力し、時には競い合いながら活躍した国々のことです。おおむね4~6世紀に、海上交易と鉄生産を一体として運営し、東の新羅(しらぎ)や西の百済(くだら)、海をはさんだ古代日本の倭、そして遠く中国などとも交流を重ねながら、大きな成長をとげました。しかし、新羅と百済という強国のはざまの中で、徐々に勢力が弱まり、562年には滅亡してしまいます。
今回、大韓民国国立中央博物館の全面的な協力のもと、加耶の墳墓から出土した金銀のアクセサリー、整美な土器、武威をしめす武器や馬具、成長の礎となった鉄、そして対外交渉をしめす外来の品々など約220点の資料を展示することにより、加耶のなりたちから飛躍、そして滅亡までの歴史を明らかにします。日本国内で加耶の至宝が一堂に会して展示されるのは、実に30年ぶりのことです。
今回の展示では、加耶と倭の交流の移り変わりについても考えていきます。加耶は倭が最も緊密に交流した社会の一つです。倭は、加耶との交流を通して、当時の先進の情報や技術、道具を入手し、それを自らの文化として定着させていきました。それは、須恵器と呼ばれる硬い焼き物、鉄の道具、金工、馬の飼育、灌漑、ひいては蒸し器などの炊事道具や新しい暖・厨房施設(カマド)など実に様々です。その動きが最も盛んだった5世紀を「技術革新の世紀」と呼ぶこともあります。倭の歴史を知るためには、加耶の歴史にも目を向ける必要があります。
本展示を通して、海をはさんだ加耶の歴史を体感しながら、日韓両地域の悠久の交流が現在、そして未来へと続いていくことに思いをはせることでしょう。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2022年10月4日(火)~2022年12月11日(日) |
|---|---|
| 会場 |
国立歴史民俗博物館
|
| 展示室 | 企画展示室A |
| 住所 | 千葉県佐倉市城内町117 |
| 時間 | 9:30~16:30 (最終入場時間 16:00) |
| 休館日 |
月曜日 月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館 |
| 観覧料 | 一般 1,000円 大学生 500円
|
| TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
| URL | https://www.rekihaku.ac.jp |
国立歴史民俗博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
千葉県で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES
加耶の耳飾り 陜川玉田M4号墳出土 6世紀前半 大韓民国国立中央博物館写真提供
加耶の甲冑 伝 金海退来里出土 大韓民国国立中央博物館写真提供
鍛冶の道具 金海退来里所業遺跡 4世紀末~5世紀前半 大韓民国国立中央博物館写真提供
咸安末伊山古墳群の遠景 5、6世紀が中心の時期 大韓民国国立中央博物館写真提供
青銅容器 銅鼎 金海良洞里322号墓 3世紀中頃に副葬 大韓民国国立中央博物館写真提供
ガラス玉の頸飾り 金海良洞里162号墓 3世紀 大韓民国国立中央博物館写真提供
高霊池山洞古墳群の近景 5、6世紀が中心の時期 大韓民国国立中央博物館写真提供
金銅製の冠 高霊池山洞32号墳 5世紀中頃 大韓民国国立中央博物館写真提供
晋式帯金具 金海大成洞88号墳 4世紀中頃 大韓民国国立中央博物館写真提供





