この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
岐阜県現代陶芸美術館は、本年開館20周年を迎えます。陶芸を取り巻く状況を俯瞰すると、とりわけこの20年間の変化は目まぐるしいものでした。本展では、同館が開館以来収集してきた近現代の作品と現在活躍する作家の作品を対峙させることで、新たな文脈から陶表現の過去・現在・未来を探ります。
歴史は、予期せぬ事態の繰り返しにより紡がれてきました。つまり、さまざまな時間、地域、人、そして作品が複雑に絡み合い、思わぬ相互作用が生じることで進展してきたのです。それはまさに、ロマンティック・プログレスと言えるでしょう。
元来、陶芸は産業や工業と分かちがたく結びついていたため、19世紀後期において美術から切り離されるに至ります。これもまたロマンティック・プログレスであり、こうした事象こそが今日の陶芸をかたち作っているのです。過去と現在が照射し合うことで描かれる、新たな未来像をお楽しみください。
◆ 参加作家
川端健太郎/桑田卓郎/アルベルト・ヨナタン・セティアワン/田中陽子/田村麻未/橋本知成/桝本佳子/宮下サトシ/安永正臣/湯口萌香/中﨑透
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年9月17日(土)~2022年11月13日(日) |
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会場 |
岐阜県現代陶芸美術館(セラミックパークMINO)
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住所 | 岐阜県多治見市東町4-2-5(セラミックパークMINO内) |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 9月20日(火)、10月11日(火) ※ただし9月19日、10月10日は開館 |
観覧料 | 一般 1,000円(900円) 大学生 800円(700円) 高校生以下 無料
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TEL | 0572-28-3100 |
URL | https://www.cpm-gifu.jp/museum/ |
岐阜県現代陶芸美術館(セラミックパークMINO)の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

カルロ・ザウリ《白い官能》1976年 岐阜県現代陶芸美術館蔵

川端健太郎《O冠(オカンムリ)》2021年
Collection of David Kordansky and Mindy Shapero,
Los Angeles, CA. photo: Tanaka Yoshinori
*参考画像

宮下サトシ《Welcome to the Hell》2020年
photo: Yuji Kimura
*参考画像

湯口萌香《えぐる》2022年
photo: 畠山美樹
*参考画像