この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
山形県米沢市出身の漫画家ますむらひろし(1952年生まれ)の画業を紹介する展覧会を開催します。
県立米沢興譲館高等学校を卒業後、デザイン学校に入学するため上京し、1973年に週刊『少年ジャンプ』で「霧にむせぶ夜」が手塚賞に準入選しデビューします。雑誌『ガロ』や『マンガ少年』などでキャリアを積み、猫のヒデヨシと個性豊かな仲間たちが繰り広げる漫画「アタゴオル」シリーズは宮沢賢治が提唱した「イーハトーブ」の精神を作家独自の感性で受けとめて展開し、多くのファンを獲得しました。また宮沢賢治の物語を漫画化し、『銀河鉄道の夜』は80年代に初めて取り組んでから現在の最新作に至るまで、ますむらのライフワークとなっています。
2005年からは、葛飾北斎が描く日本の風景に「アタゴオル」の住人たちが溶け込んだイラスト作品「アタゴオル×北斎」シリーズを発表。北斎の浮世絵に描かれた風景を分析し、新たな解釈を加えて描かれた同シリーズには偉大なる先人への畏敬の念を感じることができます。
また、ますむらが描く世界には「ヨネザアド」という名称や登場人物たちが操る方言など、たびたび故郷・米沢の要素が登場します。本展では「アタゴオル」「北斎」「宮沢賢治」といった多彩なますむらワールドに加えて、山形関連の作品も紹介します。地元が生んだ独創的で愛情溢れるますむらひろしの世界をじっくりお楽しみください。
イベント情報などは美術館サイトをご覧ください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年7月15日(金)~2022年8月28日(日) |
---|---|
会場 |
山形美術館
![]() |
展示室 | 2階 第3・4展示室 |
住所 | 山形県山形市大手町1-63 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 7月19日(火) ※7月18日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 高大生 600円(500円) 小中生 400円(300円)
|
TEL | 023-622-3090(代表) |
URL | http://www.yamagata-art-museum.or.jp/ |
山形美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
山形県で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES

《「ヨネザド凱旋」原画展ポスター》(2000年発表) ©ますむらひろし

《青猫島雨床通り》(1976年発表) ©ますむらひろし

《かき氷の祈り》(1994年発表) ©ますむらひろし

《銀河鉄道の夜》(2001年発表) ©ますむらひろし

《アルルの跳ね橋》(2005年発表) ©ますむらひろし

《尾州不二見原(冨嶽三十六景)》(2010年発表)©ますむらひろし

《漁師図》(2018年発表) ©ますむらひろし

《銀河鉄道の夜・四次稿編》(2020年発表) ©ますむらひろし