この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
愛媛県四国中央市出身の写真家・白川義員(しらかわよしかず 1935-2022)は、世界各地の荘厳な大自然を被写体とし、長年発表を続けました。
「アルプス」「ヒマラヤ」「アメリカ大陸」「聖書の世界」「中国大陸」「神々の原風景」「仏教伝来」「南極大陸」「世界百名山」「世界百名瀑」「永遠の日本」に続く、全12シリーズの集大成であり、また最期のシリーズとなったのが今回展示する「天地創造」です。
近年注目されるアメリカの景勝地「ザ・ウェーブ」やボリビアのウユニ塩湖他最晩年の作品も含め、およそ50年にわたり撮影した作品の中から作家本人が選んだ196点を紹介します。
◆ 白川義員略歴
1935年愛媛県四国中央市生まれ。57年、日本大学藝術学部写真学科卒業、ニッポン放送に入社、文芸部プロデューサーとして勤務。59年にフジテレビに移籍、62年同社を一時休職し、中日新聞の特派員として8ヶ月間世界一周の写真取材を行う。同社退社後、フリーランスの写真家として活動を開始する。精力的に世界中を取材し、写真集『ヒマラヤ』(小学館、71年)により、72年、第13回毎日芸術賞、第22回芸術選奨文部大臣賞を受賞。79年から80年にかけての『聖書の世界』三部作(小学館)により、81年全米写真家協会最高写真家賞を日本人として初めて受賞した。88年、第36回菊池寛賞、95年、第27回日本芸術大賞を受賞。93年、83日間をかけて人類史上初の南極大陸一周に成功する。97年以降は世界の山岳関係者が選定した「世界百名山」プロジェクトに着手、世界の名峰127座をカメラに収める。99年、紫綬褒章を授章、2002年、国際連合郵政局が「国際山岳年」を記念して白川作品による記念切手を発行。14年、ふるさと愛媛の社会・経済の発展や文化振興に貢献した個人・団体に贈られる第62回愛媛新聞賞を受賞した。20年、シリーズ12作目で集大成となる『天地創造』(小学館)を発行。生涯にわたり「地球再発見による人間性の回復へ」をテーマに地球の荘厳な姿を撮り続けた。22年に逝去。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2023年1月14日(土)~2023年3月12日(日) |
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会場 | 愛媛県美術館 Google Map |
住所 | 愛媛県松山市堀之内 |
時間 | 9:40~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 2月7日(火)、3月7日(火) ※ただし、2月6日(月)、3月6日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,300円(1,100円) 高大生 800円(600円) 小中生 500円(400円)
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TEL | 089-932-0010 |
URL | https://www.ehime-art.jp/ |
愛媛県美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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