4.0
ねこの目線
ポスターを見て、かわいい猫ちゃん満載の展覧会かと思いきや、「人間とは異なる空間感覚や倫理観を持ち、言葉の秩序から逃れる逸脱可能な存在としての」ねこの感性を感じさせる現代アートのエキシビションでした。
特に惹かれた作品は、落合多武の「大きいテーブル」で、展示室いっぱいの大きな台にねこ心をくすぐるものが並び、広い空間の中を心が浮遊する間隔を味わいました。台の下ももちろん必見。
この美術館は建築としても素晴らしいし、とてもいい企画が多いのですが、平日は来館者が少ないです。残念なことではありますが、そのおかげで、広い展示室を独り占めし、作品と向き合う贅沢ができました。