この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
決して飼いならされることなく、野生を保ったまま人間とともに暮らすねこ。なにかの役に立っているわけではないのに飼い主の情緒に豊かに訴える、そんな普通で変な生きもの。群れをつくらずひとりで狩りをする肉食獣の彼らは、独立心が旺盛で優雅な、家のなかの小さな虎です。
これまで人間は多くの種に影響を及ぼし、世界中の動物を絶滅へと追いやってきましたが、ねこは長い時間をかけて人間と暮らすようになりました。そして人間が自然を離れて都市を形成し高層ビルに住むようになると、ねこも一緒に空に上がってきました。ねこは長い進化の過程で、自ら見て、触れ、嗅いで、隙間や内と外を自在に行き来しながら、あるがままの道を歩んできました。
本展では、人間とは異なる空間感覚や倫理観を持ち、言葉の秩序から逃れる逸脱可能な存在として、自由、野生、ユーモア、ナンセンス溢れる、どこか”ねこ”のような現代美術を紹介します。
◆ 出展作家
泉太郎、大田黒衣美、落合多武、岸本清子、佐々木健、五月女哲平、中山英之、十砂山太一
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2023年2月25日(土)〜2023年5月21日(日) |
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会場 |
豊田市美術館
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住所 | 愛知県豊田市小坂本町8-5-1 |
時間 | 10:00〜17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日 ※5月1日は開館 |
観覧料 | 一般 1,000円(800円) 高校・大学生 800円(600円) 中学生以下 無料
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TEL | 0565-34-6610 |
URL | https://www.museum.toyota.aichi.jp/ |
豊田市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

佐々木健 《ねこ》 2017年 油彩、カンヴァス 個人蔵 Courtesy of the artist and Gomike

岸本清子 《I am 空飛ぶ赤猫だあ!》 1981年 ラッカー、パステル、カンヴァス 宮城県美術館蔵

落合多武《 猫彫刻》 2007年 ポリウレタンプラスチック、キーボード 個人蔵 ©Tam Ochiai

泉太郎《 ねこ》 2005年 映像 ©Taro Izumi

大田黒衣美 《旅する猫笛小僧》 2013年 ウズラの卵、ワックスペーパー、布、包装紙 個人蔵

五月女哲平《 our time》 2020年 アクリル、木、 《You and I》 2019年 アクリル、木 ©Teppei Sotome

中山英之+砂山太一 《かみのいし》 2020年 紙、木 ©中山英之建築設計事務所