この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
1950年代後半から今日まで、第一線を走り続ける写真家、篠山紀信。ヌードや都市風景、スターたちのポートレイトなど、次々と発表される写真は時に物議を醸し、彼の用いた「激写」は流行語にもなりました。驚異的なスピードとエネルギーで、テーマやジャンルだけでなく手法をも多彩に変化させながら、鋭い嗅覚で“いま”を撮り続けてきました。
その篠山が選んだ本展覧会のテーマは、ずばり、「アート」。新たに撮り下ろした彫刻の森美術館コレクションのヘンリー・ムーアやカール・ミレス、ジュリアーノ・ヴァンジなど、野外彫刻の迫力ある写真が見る者に迫ってきます。篠山が正面から彫刻に挑んだ、まさに新境地の作品です。
また、複数台のカメラを結合して撮影する篠山独特の手法「シノラマ」で撮影された写真を中心に、バルテュスや岡本太郎、草間彌生、森村泰昌など、これまで交流を重ねたアーティストやその仕事場の写真をダイナミックなスケールで展示します。
これまであまり公開されることのなかった、篠山とアートの出合いを切り取った瞬間=“KISHIN meets ART”を紹介しています。
◆ 篠山紀信 プロフィール
1940年東京生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。在学中に広告制作会社ライトパブリシティに入社、68年フリーとなる。
66年日本写真家批評協会新人賞。73年『女形・玉三郎展』で芸術選奨文部大臣新人賞。76年ヴェネチア・ビエンナーレ日本館で個展「家」を開催。80年『135人の女ともだち』で毎日芸術賞など次々に多くの賞を受賞し、その活動は常に社会的な話題を提供し続けてきた。人物写真では三島由紀夫、山口百恵、宮沢りえ、ジョン・レノンとオノ・ヨーコなど、時代を代表する人物を撮り、「激写」や「シノラマ」など新しい表現方法と技術で、時代を切りとっている。また、バルテュスやイサム・ノグチ、横尾忠則など数々の現代芸術家のポートレイトも手がける。近年はデジタルカメラで撮影した写真と映像の新しい表現「digi+KISHIN」を展開。2012年より熊本市現代美術館をはじめ、日本全国の美術館にて『篠山紀信展 写真力 THEPEOPLE by KISHIN』が巡回している。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年9月17日(土)~2017年6月25日(日)
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会場 | 彫刻の森美術館 Google Map |
展示室 | 彫刻の森美術館 本館ギャラリー/緑陰ギャラリー |
住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
年中無休 |
観覧料 | 大人 1,600円 大・高校生 1,200円 中・小学生 800円 |
TEL | 0460-82-1161 |
URL | http://www.hakone-oam.or.jp/ |
割引券 | http://www.hakone-oam.or.jp/corefiles/ticket.html |
彫刻の森美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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