この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
既成の概念や形式に留まらず、革新的、前衛的な表現を目指した美術を紹介します。
とくに池田栄廣をはじめとした戦後日本画の動向や、1960年、ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズを結成した前衛芸術家・吉村益信の活動や作品を特集します。
併せて、特集展示「此君礼賛-おおいた竹ものがたり vol.3」と題して、大分の竹工芸の歴史と魅力を紹介します。
◆吉村益信(よしむら ますのぶ 1932-2011)
吉村益信は、1960年にネオ・ダダイズム・オルガナイザーズを組織してアートシーンに鮮烈な印象を与え、その後も多岐に渡る創作活動を行った大分市出身の芸術家です。今回は、大分県立美術館が所蔵する吉村の代表的な作品に加え、吉村が晩年過ごした神奈川県・秦野市のアトリエに遺された作品や資料を交えた豊富な展示物により、60~70年代の吉村の活動を紐解きます。
◆ 池田栄廣(いけだえいこう 1901-1992)
池田栄廣は、呉市に生まれ、別府でタクシー運転手をしていましたが、日本画家の堂本印象との出会いをきっかけに画家を志して京都に出ました。堂本の画塾・東丘社で頭角をあらわし、1927(昭和2)年の第8回帝展において《犬》が初入選となります。このデビュー作の《犬》は絨毯の上に横たわる堂々たる洋犬を写実的に描いた作品ですが、以後も洋犬を主題として帝展で入選を重ねました。戦後は1946(昭和21)年の第2回日展で《寒菊》が特選となるも、その後は院展に活動の場を移し、人物や動植物をユニークな視点で捉えた斬新な日本画を生み出しています。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2021年12月24日(金)~2022年2月14日(月)
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会場 | 大分県立美術館(OPAM) Google Map |
住所 | 大分県大分市寿町2番1号 |
時間 |
10:00~19:00
(最終入場時間 18:30)
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観覧料 | 一般 300円(250円) 大学・高校生 200円(150円)
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TEL | 097-533-4500 |
URL | https://www.opam.jp/exhibitions/detail/720 |
大分県立美術館(OPAM)の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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