この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
田部光子(1933年生まれ)は日本統治下の台湾に生まれ、1946年福岡に引き揚げ、絵画を独学し、「九州派」の主要メンバーとして活動、その後も福岡の美術界だけでなく、女性たちをも牽引してきた美術家です。
同時代の社会の動きに敏感に反応し制作した《プラカード》や非常に早い時期に発表されたフェミニズム・アートとして近年注目を集める《人工胎盤》をはじめ、実体験と日々の思考から生まれた作品は、今も観る者に強く訴えかけます。
本展覧会では、1974年に主宰した「九州女流画家展」などこれまでほとんど紹介されることのなかった1970-80年代を含む、「九州派」時代から現在までの田部光子の活動を、作品と資料によって明らかにしていきます。それは、ひとりの表現者が社会のさまざまな障壁に立ち向かい、不平等に抗い、人々の背中を押し、なにより楽しみながら美術によって世の中を変革しようと走りつづける軌跡でもあります。
「希望を捨てるわけにはいかない」――座右の銘だというこの言葉は、田部の美術家としての姿勢を表しています。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年1月5日(水)~2022年3月21日(月・祝) |
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会場 | 福岡市美術館 Google Map |
住所 | 福岡県福岡市中央区大濠公園1-6 |
時間 | 9:30~17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日 1月11日(火) ※ただし、2022年1月10日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 200円(150円) 高大生 150円(100円) 中学生以下 無料
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TEL | 092-714-6051 |
URL | https://www.fukuoka-art-museum.jp/exhibition/tabemitsuko/ |
福岡市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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