この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
尾張徳川家で大切に守られてきた多種多様な雛飾りを紹介する本展は、今年で35回を迎えます。本年も、江戸時代の尾張徳川家の姫君のためにあつらえられた雛人形や、婚礼調度のミニチュアである雛道具、明治時代から昭和時代にいたる尾張徳川家三世代の夫人たちの豪華な雛段飾りなど、春を迎える喜びと華やぎに満ちた品々を展示します。
数ある雛飾りのなかでも、尾張徳川家十四代慶勝(よしかつ)の正室・矩姫(かねひめ)が所持した五対の大型の有職雛は、大名家の高い格式を示す気品に満ちた作品で、本展にとって欠かせない存在です。
今年度、このうち男雛一体の装束・頭髪を、活動支援金により修理しました。本品の黒い裂地や黒髪には、黒色に発色させるために使われる鉄分を原因とした著しい劣化・損傷がありました。髪を結い直し、新調した黒色の装束を身に付けた男雛の晴れ晴れとした姿を通じて、文化財をより良い状態で継承していくことの大切さもお伝えできれば幸いです。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年2月25日(金)~2022年4月3日(日) |
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会場 |
徳川美術館
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住所 | 愛知県名古屋市東区徳川町1017 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 3月22日(火)は休館 ただし、3月21日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,400円 高大生 700円 小中生 500円 (企画展「年中行事の今と昔」展と共通)
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TEL | 052-935-6262 |
URL | https://www.tokugawa-art-museum.jp/ |
徳川美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

有職雛 貞徳院矩姫(尾張家14代慶勝正室)所用 徳川美術館蔵

尾張徳川家3世代雛段飾り

菊折枝蒔絵雛道具三棚飾り 徳川美術館蔵

抱牡丹紋雛道具乗物 徳川美術館蔵