この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
江戸時代中期、全国の地誌への関心が高まると、旅行文芸書や、各地のガイドブックとしての名所図会が刊行されるようになり、さらにカラフルな1枚刷りの風景版画となって盛んに作られるようになりました。14歳で亡くなった尾張家13代徳川慶臧(よしつぐ)の副葬品にも数多くの風景版画が含まれているほどです。
風景版画の立役者であった歌川広重(1797~1858)は、保永堂から出版した「東海道五拾三次之内」が人気を博し、風景画の第一人者に踊り出ました。写実を基本とする名所図会とは異なり、天候や時間帯をさまざまに設定し、登場する人々にも工夫を凝らすなど独自の脚色をちりばめた作品群は、ひときわ旅の気分が溢れているように感じられます。
本展では、旅の雰囲気を生み出すための広重の工夫に注目し、当時の人々が作品から感じたであろう旅の気分を追体験してみようと思います。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年1月4日(火)~2022年1月30日(日) |
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会場 |
徳川美術館
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住所 | 愛知県名古屋市東区徳川町1017 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 1月11日(火)は休館 ただし、1月10日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,200円 高大生 700円 小中生 500円
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TEL | 052-935-6262 |
URL | https://www.tokugawa-art-museum.jp/ |
徳川美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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