この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
結婚が個人ではなく、家と家との結びつきを意味した江戸時代、御三家筆頭の格式を誇る尾張徳川家では、歴代当主に徳川将軍家をはじめ武家や公家の名家から正室が迎えられました。正室は、尾張徳川家と実家との橋渡し役となり、文化や儀礼の面でも独自の政治的役割を果たしました。
一方で、江戸時代の大名家には、家の存続に不可欠な世継ぎを確保するため、側室や女中といった女性たちが存在したこともよく知られています。尾張徳川家でも、正室以外の女性が藩主の子どもを生む例は少なくなく、なかには子どもが世継ぎとなることで生母として正室に次ぐ地位や権力を得る者も登場しました。
歴史の表舞台では、正室をはじめ大名家の女性たちの存在は埋もれてしまいがちです。しかし、尾張徳川家の場合、正室の婚礼調度をはじめ、側室や息女の愛用品や書籍などが数多く伝存しており、彼女たちの政治的役割を窺い知るとともに、その生涯を垣間見ることができます。
本展では、現代とは大きく異なる結婚事情や家族のありようにも視線を注ぎながら、尾張徳川家を陰で支えた正室や側室、息女ゆかりの品々を展示し、その生涯を紐解きます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2021年9月18日(土)~2021年11月7日(日)
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会場 | 徳川美術館 Google Map |
展示室 | 蓬左文庫展示室1・2、徳川美術館本館 |
住所 | 愛知県名古屋市東区徳川町1017 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 11月24日(火) ※但し11月23日(祝)は開館、閉館 |
観覧料 | 一般 1,400円 高大生 700円 小中生 500円 (名古屋市蓬左文庫と共通料金)
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TEL | 052-935-6262 |
URL | https://www.tokugawa-art-museum.jp/ |
徳川美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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