EXHIBITION

「エキシビジョン・カッティングス」
マチュウ・コプランによる展覧会

銀座メゾンエルメス フォーラム

  • 開催期間:2021年5月16日(日)〜2021年7月18日(日)
  • クリップ数:13 件
「エキシビジョン・カッティングス」 マチュウ・コプランによる展覧会 銀座メゾンエルメス フォーラム-1
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マチュウ・コプランによる福岡正信の「四季の食物マンダラ図」スケッチ
参照:『自然農法 わら一本の革命』(春秋社、2004年、p.201)
マチュウ・コプランによる「エキシビジョン・カッティングス」のためのスケッチ(2021年)
ベン・モレア による「The Anti-Museum: An Anti-Documentary」のためのポスター(2020年)
フィル・ニブロック・西原 尚・マチュウ・コプラン
(ニューヨーク、東京、ロンドンにて、2020年12月3日)
ヴォクスマーナによる収録風景(東京、2020年12月6日)
「探索、ライン川編~ダニエルを探して」楽譜 (東京、2020年12月6日)
Installation view of “The Exhibition of a Dream”| 2017 |
Calouste Gulbenkian Foundation
Courtesy Calouste Gulbenkian Foundation. Paris/ Guillaume Pazat
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

エルメス財団はロンドンを拠点にするフランス・イギリス人キュレーター、マチュウ・コプランによる日本で初の展覧会「エキシビジョン・カッティングス」を開催します。

マチュウ・コプラン(1977年生まれ)は、2003年から展覧会というプラットフォームを用いながら、どのようにその伝統的な役割や枠組みを揺るがすことができるかに挑み、新たな展覧会の体験や知覚を提案するような実践を続けてきました。例えば、共同キュレーションの展覧会であった「Voids, A Retrospective(空虚、回顧展)」(ポンピドゥー・センター、パリ、2009年/クンストハレ・ベルン、2009年)では、ギャラリー空間を空にすることを試みた歴代の展覧会を回顧展形式で再訪しました。完全なる空虚(無)としての展覧会の体験は大きな議論を呼びました。

また、単独キュレーションでは「A Retrospective of Closed Exhibitions(閉鎖された展覧会の回顧展)」(Fri Art クンストハレ・フリブール、2016年)にて、アーティストの表現として閉鎖された歴代の展覧会を取り上げました。後者は、本展でも、ドキュメンタリー映像作品として改めて紹介されます。

本展「エキシビジョン・カッティングス」は、「カッティング(Cutting)」という言葉の持つ、二つの意味から構想されています。一つは、植物の「挿し木・接ぎ木」を示すもので、有機体が人工的に生命を育むことをメタファーとしています。これは、ある作品が一時的に切り取られて、展覧会の場所に移植され、その期間を通じて、鑑賞者とともに育まれるつかの間の生態系を暗喩するものとして理解することができるでしょう。また、もう一つは、新聞などの切り抜きや映画などの編集作業の意味で、過去に行われた展示のアーカイブから文字通り「カッティング」して制作を続けるコプランの身振りを示すものになります。

「挿し木・接ぎ木」を参照する一つの空間では、音に満たされた環境が立ち上がります。これらの音楽は、西原 尚らと展示を作り上げるギャラリー内に満ち溢れる自然光とともに、中心に設置された植物を育成します。楽曲は、急進的なミニマル・ミュージックの巨匠の1人であり、持続音を多用する音楽(ドローン・ミュージック)で知られるフィル・ニブロックが本展のために書き下ろしたものです。全六曲は、アンサンブルIRE、ディヴィッド・マランハ、スティーヴン・オマリー、デボラ・ウォーカー、エリザベート・スマルト、そしてそのうちの一曲「 Exploratory, Rhine version - “Looking for Daniel” 探索(ライン川編~ダニエルを探して)」は、日本のヴォーカル・グループであるVox Humana(ヴォクスマーナ)によって、パンデミックの中の東京で演奏、録音されました。

また、フィリップ・デクローザの絵画で始まるもう一つの空間では、ドキュメンタリー映像作品《The Anti- Museum: An Anti- Documentary》を通じて、コプランの「閉鎖された展覧会の回顧展」を再訪します。昨年から続く新型コロナの影響で、多くの文化施設で閉鎖が余儀なくされました。ここでは、アーティストが芸術行為、あるいは自らの決断において展示を閉鎖した歴史とその意味を問い、アートや展示空間における制度の限界や議論を再構築しようと試みます。ナレーションはヘンリー・ロリンズ、サウンドトラックはFMアインハイトが参画しています。

コプランは、挿し木や切断、編集といったキーワードを用い、ミニマルな美学で展覧会という場のもつ可能性を問いかけます。異種混合の新しい生命体が、豊かな生態系を育んでゆく環境はここでどのように体験されるのでしょうか。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2021年5月16日(日)〜2021年7月18日(日)
  • ※臨時休館:2021年4月25日(日)~5月15日(土)
会場 銀座メゾンエルメス フォーラム Google Map
展示室銀座メゾンエルメス フォーラム 8階
住所 東京都中央区銀座5-4-1
時間 11:00〜19:00 (最終入場時間 18:30)
  • ※開館日と開館時間についての最新の情報はウェブサイトをご確認ください。
休館日 不定休(エルメス銀座店の営業時間に準ずる)
観覧料 無料
TEL03-3569-3300
URLhttps://www.hermes.com/jp/ja/story/maison-ginza/forum/210423/

銀座メゾンエルメス フォーラムの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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