この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
作品の執筆や、日常生活、趣味など、作家が様々な場面で愛用した品から、作家の暮らしや作品に思いを馳せ、作家を身近に感じてもらう展覧会です。
樋口一葉の髪飾り、飯田蛇笏の硯、芥川龍之介の財布、太宰治のノート、深沢七郎のギターなど、作家が愛用した品々を、エピソードや作品とともに紹介します。
◆ みどころ
・樋口一葉の日本髪を飾った髪飾り
・重ねて持ち運ぶことができる飯田蛇笏の句会用の硯
・芥川龍之介の革製財布
・太宰治が甲府空襲で避難するときに持っていたノート
・小説家でありギタリストでもあった深沢七郎が愛用したギター
◆ 主な展示資料
樋口一葉 1872~1896 小説家
髪飾り、筆立て、しおり
私塾萩の舎で和歌や古典文学の素養を身につけ、職業作家になることを目指し、24年の短い生涯で数々の名作を残した。
飯田蛇笏 1885~1962 俳人
硯、落款印、菅笠
句会で使用された硯、高浜虚子と旅をしたときに使った菅笠など、句作にまつわる愛用品が残されている。
芥川龍之介 1892~1927
財布、ペーパーナイフ、旧蔵書
フランス装と呼ばれる部分(小口)が袋綴じになっている本のページを切るためのペーパーナイフ。芥川は、東京帝国大学の英文科に在籍し、アイルランド文学に傾倒するなど、多くの原書を所蔵した。
太宰治 1909~1948
「創作年表」ノート、灰皿
「創作年表」ノートは、出版社からの依頼を記し、甲府空襲に遭った時に持って避難した大切なノート。
深沢七郎 1914~1987
ギター、「ギター独奏集」レコード
プロのギタリストとして活躍しながら、小説の新人賞に応募し作家デビューを果たした。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2021年4月24日(土)~2021年6月20日(日)
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会場 |
山梨県立文学館
![]() |
住所 | 山梨県甲府市貢川1-5-35 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 5月6日(木) ※ただし5月3日は開館 |
観覧料 | 一般 330円(260円) 大学生 220円(170円)
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TEL | 055-235-8080 |
URL | https://www.bungakukan.pref.yamanashi.jp/ |
山梨県立文学館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

樋口一葉が使った笄(こうがい)・髪飾り・櫛

飯田蛇笏の落款印(らっかんいん)

芥川龍之介が使用した財布

芥川龍之介が使用したペーパーナイフ

太宰治「創作年表」ノート

