河井寬次郎と棟方志功 日本民藝館所蔵品を中心に

千葉市美術館

  • 開催期間:2016年7月6日(水)~2016年8月28日(日)
河井寬次郎と棟方志功  日本民藝館所蔵品を中心に 千葉市美術館-1
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河井寬次郎《海鼠釉扁壺》1937(昭和12)年 日本民藝館
河井寬次郎《白釉菱型面取扁壺》1942(昭和17)年 河井寬次郎記念館蔵
河井寬次郎《辰砂丸紋角瓶》1940(昭和15)年 日本民藝館蔵
河井寬次郎《三色打薬扁壺》1963(昭和38)年 河井寬次郎記念館蔵
棟方志功《大和し美し 下巻》より「倭健命」1936(昭和11)年 日本民藝館蔵
棟方志功《鐘溪之神》1945-50(昭和20-25)年頃 河井寬次郎記念館蔵
棟方志功《鬼門譜板畫譜》より「眞黒童女」1937(昭和12)年 日本民藝館蔵
棟方志功《華厳譜》より「十八 風神」1936(昭和11)年 日本民藝館蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

民芸運動の創始者として世界的に知られる柳宗悦(1889-1961)が創設した日本民藝館には、その考えに賛同し、支えた個人作家の作品が収蔵されています。柳の思想に共鳴した陶芸家・河井寛次郎(1890-1966)と板画家・棟方志功(1903-75)は、よき協力者として柳を実践面で支えた作家たちでした。柳が唱えた「民芸」の考え方は、さまざまな人々や社会に影響を与えましたが、全国各地の職人たちが作り上げた「もの」の美しさから学び、尊んだ河井や棟方のような個人作家の存在は、民芸運動の推進役となって活動を支えました。

河井は1921(大正10)年に中国をはじめとする古陶磁の技法に精通した新進の陶芸家として登場しました。しかし、自らの個展開催中に柳が朝鮮半島で収集した李朝(朝鮮時代1392-1910)の陶磁器の展覧会を見たことによって、技術偏重の姿勢を反省するようになりました。やがて二人は出会い、河井の後輩であった陶芸家・濱田庄司(1894-1978)とともに「民芸」という言葉を創案しました。

1936(昭和11)年、民芸運動の拠点として東京・駒場に日本民藝館が開設されます。民藝館の建築中に棟方は当時としては大作の板画《大和し美し》をきっかけに柳たちと出会いました。その後、制作のジャンルは異なりながらも河井と棟方は生涯を通して、師弟として相互に影響を与え合うことになります。河井と棟方、そして柳の交流は日本民藝館のあゆみそのものでもあったのです。

日本民藝館が所蔵する河井と棟方の作品は、柳という稀有な思想家がみずからの眼によって収集し、展覧会や出版物で紹介した作品が中心です。その中には、棟方が河井に捧げた板画《鐘溪頌(しょうけいしょう)》をはじめ、二人の芸術家を語る上で欠かせない作品が数多くあります。また、棟方の作品は柳の案によって河井、濱田をはじめとする個人作家や職人たちの協力を得て表装が施されたものもあり、他のコレクションには見られない特徴となっています。

2015年は棟方の歿後40年、2016年は日本民藝館の創設80周年であり、河井の歿後50年です。本展は日本民藝館が所蔵する二人の芸術家の貴重な作品を中心とした約240点によって、日本の美術史上稀な芸術の共鳴と、その機会を生み出したひとりの思想家の眼を紹介するものです。

※棟方志功は、板の生まれた性質を大事に扱い、木の魂をじかに生み出すために、「板画(はんが)」という言葉を用いています。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2016年7月6日(水)~2016年8月28日(日)
会場 千葉市美術館 Google Map
住所 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※金・土曜日 10:00~20:00(最終入館時間 19:30)
休館日 8月1日(月)
観覧料 一般 1,200円(960円)
大学生 700円(560円)
小・中学生、高校生無料
  • ※( )内は前売券、団体20名以上、市内在住65歳以上の方の料金
    ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
    ※前売券はミュージアムショップ(6月26日まで)、ローソンチケット[Lコード:35089]、セブンイレブン[セブンチケット]および、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(8月28日まで)にて販売
    ※セブンチケットでは、レストラン割引特典のついたペア観覧券もご用意しています
TEL043-221-2311
URLhttps://www.ccma-net.jp/

千葉市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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河井寬次郎《海鼠釉扁壺》1937(昭和12)年 日本民藝館

河井寬次郎《白釉菱型面取扁壺》1942(昭和17)年 河井寬次郎記念館蔵

河井寬次郎《辰砂丸紋角瓶》1940(昭和15)年 日本民藝館蔵

河井寬次郎《三色打薬扁壺》1963(昭和38)年 河井寬次郎記念館蔵

棟方志功《大和し美し 下巻》より「倭健命」1936(昭和11)年 日本民藝館蔵

棟方志功《鐘溪之神》1945-50(昭和20-25)年頃 河井寬次郎記念館蔵

棟方志功《鬼門譜板畫譜》より「眞黒童女」1937(昭和12)年 日本民藝館蔵

棟方志功《華厳譜》より「十八 風神」1936(昭和11)年 日本民藝館蔵

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