Connections―海を越える憧れ、
日本とフランスの150年

ポーラ美術館

  • 開催期間:2020年11月14日(土)~2021年4月4日(日)
  • クリップ数:24 件
  • 感想・評価:2 件
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森村泰昌《肖像(ゴッホ)》1985年(昭和60) カラー写真 120.0×100.0 cm 高松市美術館
ラファエル ・コラン《眠り》1892年 油彩/カンヴァス 65.6×93.0 cm
芸術家財団、パリ ©Fondation des Artistes / Raphaële Kriegel
黒田清輝《野辺》1907年(明治40) 油彩/カンヴァス 54.9×72.8 cm ポーラ美術館 
歌川広重《名所江戸百景 上野清水堂不忍ノ池》1856年(安政3) 木版画 大判 東京藝術大学 [展示期間:2021年3月7日-4月4日]
クロード・モネ《ヴァランジュヴィルの風景》1882年 油彩/カンヴァス 64.9×81.0 cm ポーラ美術館
山口晃《新東都名所 「芝の大塔」》(制作:アダチ版画研究所)2014年(平成26)ミヅマアートギャラリー ©YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery
ポール・セザンヌ《砂糖壺、梨とテーブルクロス》1893-1894年 油彩/カンヴァス 50.9×62.0 cm ポーラ美術館
安井曾太郎《ターブルの上》1912年(大正元) 油彩/カンヴァス 46.2×55.1 cm 福島県立美術館 [展示期間:2020年12月中旬~]
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、日本の浮世絵や工芸品は欧米の芸術に大きな刺激を与え、クロード・モネ(1840-1926)やフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)など近代を代表する芸術家たちの重要なインスピレーション源となりました。

フランスを中心として巻き起こったこの“ジャポニスム”は、欧米のデザインや、伝統を重んじるアカデミックな芸術界にまで広範な影響を及ぼします。

時を同じくして、開国を機に欧化政策を進める日本では、黒田清輝(1866-1924)をはじめとする多くの学生たちがフランスへ留学し、彼らが現地で学んだ美術はその後の近代日本美術の礎となっていったのです。また、萬鉄五郎(1885-1927)や岸田劉生(1891-1929)といった大正期の個性的な画家たちの中には、ヨーロッパ留学が叶わないながらも、雑誌や画集を通してフランス美術に対する憧れと情熱をふくらませていった若者が大勢いました。

文芸雑誌『白樺』などによって拍車がかかるゴッホの神格化、帰朝者の前衛的な作品による衝撃など、まだ見ぬ異国への憧憬は芸術家たちの想像力をますますかき立てていったのです。

近代化の進む激動の時代、日本とフランスという2つの国は、それぞれに新しい美の基準や感性を模索する上で、互いに必要不可欠な存在であったといえます。

本展覧会は、大量のモノや情報、そして人の往来が可能となった時代に、長い歴史の中で培われてきた双方の芸術が織りなした「美の往還」を検証する試みです。

また、異文化に対する憧れや好奇心によって生み出された幻想や、ある種のズレにも着目し、国際的に活躍する現代アーティストの作品を通して、異文化理解の本質や魅力にも迫ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2020年11月14日(土)~2021年4月4日(日)
会場 ポーラ美術館 Google Map
住所 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
時間 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 会期中無休 
観覧料 大人 1,800円(1,500円)
65歳以上 1,600円(1,500円)
大学・高校生 1,300円(1,100円)
中学・小学生 無料
  • ※( )内は団体15名以上
    ※障害者手帳をお持ちの本人及び付添者(1名まで)1,000円
TEL0460-84-2111
URLhttps://www.polamuseum.or.jp/exhibition/20201114s01/

ポーラ美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

ポーラ美術館 ポーラ美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

日本と海外の相互影響の記録

双方の文化が与えた美術的影響を、作品を並べて解説している展示は面白い試みでした。芸術ビギナーである身でも、どこかで見たことのある絵画がいくつも展示してあったので満足でした。

4.0

のんびりとゆったり鑑賞させていただきました。

日本とフランス。作者が違うとこうも違うのかとても面白い展示でした。どちらもの作者の他の作品ももっと知りたくなりました。
GOTOで予定してた旅行はキャンセルし、日帰りで慌ただしくなってしまうかと懸念していましたが、とてもゆったり、のんびり鑑賞できました。

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森村泰昌《肖像(ゴッホ)》1985年(昭和60) カラー写真 120.0×100.0 cm 高松市美術館

ラファエル ・コラン《眠り》1892年 油彩/カンヴァス 65.6×93.0 cm
芸術家財団、パリ ©Fondation des Artistes / Raphaële Kriegel

黒田清輝《野辺》1907年(明治40) 油彩/カンヴァス 54.9×72.8 cm ポーラ美術館 

歌川広重《名所江戸百景 上野清水堂不忍ノ池》1856年(安政3) 木版画 大判 東京藝術大学 [展示期間:2021年3月7日-4月4日]

クロード・モネ《ヴァランジュヴィルの風景》1882年 油彩/カンヴァス 64.9×81.0 cm ポーラ美術館

山口晃《新東都名所 「芝の大塔」》(制作:アダチ版画研究所)2014年(平成26)ミヅマアートギャラリー ©YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery

ポール・セザンヌ《砂糖壺、梨とテーブルクロス》1893-1894年 油彩/カンヴァス 50.9×62.0 cm ポーラ美術館

安井曾太郎《ターブルの上》1912年(大正元) 油彩/カンヴァス 46.2×55.1 cm 福島県立美術館 [展示期間:2020年12月中旬~]

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