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林真理子展
何千枚と展示された手書きの原稿用紙と、一気呵成に書くのだろう、目には見えないけど彷彿として感じられるエネルギーが圧巻。次作の題材は「平家物語」…と、その衰えない創作意欲の旺盛さも。
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作家・林真理子(1954年山梨市生まれ) は、恋愛、家族、社会、歴史、古典文学など多彩なテーマの小説を描き 、旺盛な執筆力で作家として第一線で活躍し続けています。生い立ちから現在までの作家としての軌跡と、幅広い活動を紹介する林真理子の初の展覧会です。
◆ 林真理子 略歴
1954年、山梨市に生まれ、山梨県立日川高等学校、日本大学芸術学部を卒業。コピーライターとして活躍後、 1982(昭和57)年に初めて刊行したエッセイ集 『 ルンルンを買っておうちに帰ろう 』 がベストセラーとなる。
1984年、「星影のステラ」が直木賞候補となったことを機に執筆に専念。 1986年、「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞し、作家としての地位を確立した。その後も、1995年に『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、1998年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞、 2013年 『アスクレピオスの愛人』で第20回島清恋愛文学賞など多数の文学賞を受賞。2018年には紫綬褒章受章。
『女文士』(1995年)、『正妻 慶喜と美賀子 』(2013年)など歴史上の人物を描いた評伝や 、『素晴らしき家族旅行』(1994年)、『下流の宴』(2010年)といった現代社会を鋭い切り口で描いた小説、「源氏物語」を題材にした『六条御息所 源氏がたり』(2010〜2012年)など 、多彩なテーマの作品を発表し続けている。「週刊文春」「an-an」のエッセイや「週刊朝日」の対談などで、幅広い層から支持を得ている。
日本文化の広がりと深まりを目的としたエンジン01文化戦略会議の幹事長を2012年より務め、2020年5月、女性として初めて日本文藝家協会理事長に選出される。
会期 |
2020年9月11日(金)~2020年11月23日(月・祝)
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会場 | 山梨県立文学館 Google Map |
展示室 | 山梨県立文学館 2階 展示室C |
住所 | 山梨県甲府市貢川1-5-35 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 9月23日(水)、11月4日(水) ※ただし、9月21日、11月2日、11月23日は開館 |
観覧料 | 一般 600円(480円) 大学生 400円(320円)
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TEL | 055-235-8080 |
URL | https://www.bungakukan.pref.yamanashi.jp/ |
◆ 林真理子オープニングトーク
「まるごと林真理子展」によせて
聞き手 三枝昻之(山梨県立文学館館長)
9月11日(金)13:30~14:30
会場:講堂 定員:240名 座席指定
申込方法:往復はがき 締切8月30日(日)必着
◆対談 林真理子×辻村深月(作家)
「物語をつむぐ時間」
9月27日(日)13:30~15:00
会場:講堂 定員:240名 座席指定
申込方法:往復はがき 締切9月6日(日)必着
◆林真理子 講演会
「本棚のある風景 ―林書房と私」
11月1日(日)13:30~15:00
会場:講堂 定員:240名 座席指定
申込方法:往復はがき 締切10月11日(日)必着
※いずれも参加無料
※往復はがきでのお申し込みは、イベント1つにつき1枚で2人まで応募可能
往信欄裏面に①イベント名、②郵便番号、③住所、④氏名、⑤電話番号、⑥参加希望の人数、⑦代表者以外の参加者名返信欄表面に①郵便番号、②住所、③氏名を記入のうえ山梨県立文学館までお申し込みください。
応募者が定員を超えた場合は抽選となります。抽選結果は、はがきで応募者全員に開催日の1週間前頃までにお知らせします。
◆年間文学講座2
「林真理子「女文士」―評伝文学の魅力」
10月17日(土)14:00~15:30
講師 大木志門(東海大学文学部教授)
会場:講堂 定員:50名
申込方法:10月3日(土)から電話受付
◆年間文学講座3
「林真理子作品の女性たち」
9月22日(火・祝)14:00~15:10
講師:中野和子(当館学芸員)
会場:講堂 定員:50名
申込方法:9月8日(火)から電話受付
◆つまみ細工ワークショップ
10月18日(日)14:00~
講師:清水信子(「布あそび教室」主宰)
会場:研修室 定員:20名
申込方法:電話
*講座、ワークショップは、先着順で定員になり次第締切
◆閲覧室資料紹介「林真理子を読む」
会期:9月11日(金)~ 11月23日(月・祝)
会場:1階閲覧室 入場無料
◆11月3日(火・祝)の開館記念日より、本展観覧の先着200名様に記念品のプレゼントがあります。
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何千枚と展示された手書きの原稿用紙と、一気呵成に書くのだろう、目には見えないけど彷彿として感じられるエネルギーが圧巻。次作の題材は「平家物語」…と、その衰えない創作意欲の旺盛さも。
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展示室はそれほど広くはなかったですが、内容が充実していて、展覧会名の通り、林真理子さんのまるごと、すべてを知ることができました。
なかなか見ることのできない品物などもいろいろと見ることができ、良かったです。
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