この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
現代の若き匠が描く、写実を超えたリアリティ
金魚に魅せられ、創作を続ける現代美術家の深堀隆介。透明樹脂にアクリル絵の具で金魚を断面的に描き、何層も重ねることで本物と見まごうリアルな姿を作り出します。
ヒレの薄さやウロコの透明感、水の流れまで感じさせる超絶技巧。絵画でありながら圧倒的な立体感を生む斬新な手法は“2.5Dペインティング(積層絵画)”と呼ばれ、世界的にも高い評価を得ています。
酒桝や碗、机の引き出しの中など、自由な空間に漂う、永遠の命を宿した“深堀金魚”。長崎会場はオリジナルの構成で、新作を含む約300点を紹介。縁日の屋台を再現した新作インスタレーションに挑みます。長崎展の後は岩手、高知、神戸に巡回予定です。
◆ 深堀隆介(ふかほりりゅうすけ)
1973年愛知県生。1995年愛知県立芸術大学美術学部デザイン・工芸専攻学科卒業。1999年退職しアーティストとして活動する。2000年制作に行き詰まり作家を辞めようとした時、部屋の1匹の金魚を見て開眼し、金魚の作品を作り始める。2002年透明樹脂に直接絵を描く新しい絵画技法・滅面積層絵画(2.5Dペインティング)を考案し発表する。2007年横浜市に「金魚養画場」を開設。2009年頃からドイツ、イギリス、香港のギャラリーで個展。2013年ニューヨーク・Joshua Liner Gellery にて個展。2018年自身初の公立美術館での回顧展「平成しんちう屋」を開催、平塚市美術館、刈谷市美術館など全国を巡回する。現在、横浜美術大学客員教授、愛知県弥富市広報大使。愛知県出身だが長崎県にもゆかりがあり、大伯父は「長崎の鐘」で知られる被爆医師の故永井隆博士。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2021年3月12日(金)~2021年4月18日(日)
|
---|---|
会場 |
長崎県美術館
![]() |
住所 | 長崎県長崎市出島町2-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 | 3月22日(月)、4月12日(月) |
観覧料 | 【当日(平日)】 一般(大学生以上) 1,100円 小中高生 500円 【当日(土日祝日)】 一般(大学生以上) 1,200円 小中高生 600円 【前売(全日)】 一般(大学生以上) 1,000円 小中高生 400円
|
TEL | 095-833-2110 |
URL | https://www.nagasaki-museum.jp/ |
長崎県美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
長崎県で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES

《金魚酒 命名 出雲なん》2019年

《方舟》2009 年

《百済》2004 年

《大渦》2010 年

《三ツ柑》2012 年

《初出荷 出目金》2009 年

Photo by Masaru YAGi