この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
清澄で叙情性を湛えた風景画の数々により、戦後の日本画の世界に大きな足跡を残した東山魁夷(1908-1999)。東山が生涯で最も長い年月をかけて取り組んだ仕事が、律宗の総本山、奈良・唐招提寺御影堂の障壁画と厨子絵です。
1964(昭和39)年、唐招提寺の長老は、鑑真和上千二百年忌を記念して、国宝鑑真和上像を安置するための御影堂建立を念願、その障壁画の制作を、国民的な人気を誇る画家東山魁夷に託しました。東山は熟慮の末、生涯の全てをかける気持ちでこれを引き受けました。
五室にわたる大障壁画は、日本の風土の象徴としての海と山、鑑真和上の故国である中国の風景からなります。東山は、日本や中国の各地を歩いてスケッチを重ね、幾度も構成を練り、この記念碑的大作を完成させました。
本展では、通常、年に数日しか公開されることのない障壁画、全68面を一堂に展示します。さらに制作に至る過程のスケッチや下図なども展示し、10年以上にわたる制作の過程もご覧いただきます。
東山魁夷が鑑真和上に捧げた祈りの美の全貌を、ぜひこの機会にご堪能ください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年9月19日(土)~2020年11月1日(日)
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会場 |
宮城県美術館
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住所 | 宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1 |
時間 |
9:30~17:00
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休館日 |
月曜日 9月23日(水) ※ただし9月21日は開館 |
観覧料 | 一般 1,400円(1,200円) 学生 1,200円(1,000円) 小・中・高校生 700円(550円)
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TEL | 022-221-2111 |
URL | http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/ |
宮城県美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

《唐招提寺御影堂障壁画 濤声》(部分)1975年 唐招提寺蔵

《唐招提寺御影堂障壁画 濤声》(部分)1975年 唐招提寺蔵

《唐招提寺御影堂障壁画 山雲》(部分) 1975年 唐招提寺蔵

《唐招提寺御影堂障壁画 黄山暁雲》1980年 唐招提寺蔵