この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
「画狂人」と自称した江戸の浮世絵師・葛飾北斎(かつしかほくさい 1760-1849)の生涯はまさに創作の連続でした。
狩野派や唐絵など伝統的な絵画を学ぶ一方、西洋絵画からも刺激を受けて自らの芸術の糧とし吸収し、市販品である錦絵では役者絵、美人画を手掛け、花鳥画や「富嶽三十六景」に代表される名所絵など新たなジャンルを開拓しました。
また、一点物の肉筆画や、一部の好事家向けの摺物などにも優れた作品を残し、曲亭馬琴らの読み本の挿絵、数多くの門人のために描いた絵手本も充実しています。
森羅万象を描いたと言われる北斎の画業の中でも『北斎漫画』の存在は特に際立っています。『北斎漫画』は 1814(文化 11)年、名古屋の版元永楽屋東四郎(東壁堂)から出版され、高い人気に支えられながら 1878(明治 11)年までの長きにわたり全15編が刊行されました。活き活きとした人物表現、ユーモアに満ちた内容、独自の視点に基づいた構図など『北斎漫画』の魅力は当時のヨーロッパにも伝わり、彼の地のジャポニスム・ブームの誘因のひとつとなりました。
本展では、世界一の質と量を誇ると評価される『北斎漫画』コレクター・浦上満氏のコレクションより、現代の絵画に通じる『北斎漫画』の魅力を紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年8月10日(月・祝)~2020年9月27日(日)
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会場 | 高知県立美術館 Google Map |
住所 | 高知県高知市高須353-2 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
会期中無休 |
観覧料 | 一般 1,200円(960円) 大学生 850円(680円) 高校生以下 無料
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TEL | 088-866-8000 |
URL | https://moak.jp/event/exhibitions/post_394.html |
高知県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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