この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
あの光秀の孫が、じつは肥後にやってきていた!!
今年の大河ドラマの主人公・明智光秀。無名の存在から身を立て、織田信長のもとで活躍し、最後は本能寺の変でその信長を葬り去ったことで知られますが、その光秀と細川家は、ともに室町幕府に仕えたもと同僚の間柄。ガラシャが忠興と結婚したことにより、血縁で結ばれた関係でもありました。かかる背景もあり、じつは肥後熊本の歴史には、光秀と「えにし」を有する人物が少なからず登場します。
本展では、その中から、江戸時代に肥後へやってきたふたりの「孫」に注目します。ひとりは細川忠利。忠興とガラシャの三男として生まれた彼は、ちょうど400年前に家督を譲られた殿さま。寛永9年(1632)に熊本藩主となり、肥後にやってきました。
もうひとりは、三宅藤兵衛。明智家臣の明智左馬助と光秀の娘(ガラシャの姉)の子息として生まれ、ガラシャの世話にもなりながら育ち、唐津藩寺澤家に仕え、天草の富岡城の城代となった人物です。天草・島原一揆のおりに戦死しますが、子孫は肥後細川家に仕えていきます。
図らずも、肥後の地に活躍の場を得たふたりの光秀の孫。ゆかりの品々を中心に、それぞれの事績を紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年5月16日(土)~2020年7月5日(日)
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会場 |
熊本県立美術館
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展示室 | 熊本県立美術館 本館別棟展示室 |
住所 | 熊本県熊本市中央区二の丸2番 |
時間 |
9:30~17:15
(最終入場時間 16:45)
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休館日 |
月曜日 ※祝日開館、翌平日休館 |
観覧料 | 一般 210円(160円) 大学生 130円(100円)
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TEL | 096-352-2111 |
URL | https://www.pref.kumamoto.jp/site/museum/ |
熊本県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

《ガラシャ消息》桃山時代(16世紀)三宅家文書 熊本県立美術館所蔵

《脇差 無銘 伝備州長船盛光作 号「彫貫盛光」》室町時代中期(15世紀) 出水神社所蔵 (熊本県立美術館寄託)

《羅紗陣羽織 淡茶紅裾替わり》江戸時代前期(17世紀)永青文庫所蔵