この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
古くから、人々は動物の絵を描いてきました。美しい造形、ふしぎな生態、かわいらしさ……人とはちがう命のあり方に心ひかれ、それを形にしようしてきたのです。中でも、日本は動物の絵の宝庫。かわいい、面白い、美しい……理屈抜きに楽しめる作品が山ほどあります。本展では、西洋の絵とも比べることで、この土壌を育んだ背景や歴史を探ります。
描かれた動物たちの「ふしぎ」
かつて、動物たちの世界はあらゆる「ふしぎ」に満ちた別世界でした。こんなに大きな生き物がいるという「ふしぎ」、どこか神性を感じさせる「ふしぎ」な佇まい、神々の国にいるに違いない「ふしぎ」な生き物……昔の人々が動物たちに感じた様々な「ふしぎ」を表した作品を紹介します。
とにかく「かわいい」、日本の動物絵画
日本の動物の絵といえば、なんといっても、その「かわいさ」が特徴です。禅画のトラも、現代の我々から見れば、文句なしにかわいいですし、江戸時代には、円山応挙の子犬の絵をはじめ、様々なかわいい動物の絵が描かれ、人々に受け入れられました。中世から近世、そして近代までの作品で「かわいい動物絵画」の歴史を振り返ります。
「へそまがりな感性」から生まれた動物絵画
2019年、当館では「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」を開催しました。完璧ではないもの、不格好だけれども心に残るものを愛してきた、我々の「へそまがりな感性」に着目して、日本美術を見直した展覧会です。本展では、日本とヨーロッパの「へそまがりな感性」が生み出した作品を揃えました。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2021年9月18日(土)~2021年11月28日(日) |
---|---|
会場 |
府中市美術館
![]() |
住所 | 東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内) |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
観覧料 | 一般 1,000円(800円) 高校・大学生500円(400円) 小・中学生200円(160円)
|
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | http://fam-exhibition.com/doubutsu/ |
府中市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都府中市で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES

長沢蘆雪《菊花子犬図》 個人蔵 (後期展示)