5.0
西日本でモロビの作品群に会えるとは!
個人的ですが、日本で最も好きな美術館、諸橋近代美術館。冬期は長い休館になるわけですが、だからこそ実現できたこの企画。
同美術館のホームページに掲載されている29の水彩・油彩・素描の所蔵リストの内、なんと26作品が展示されています。加えて貴重なダリの資料。個人蔵のダリの素描など、私のようなダリアン(造語)には夢のような世界でした。
また、後半はダリに少なからず影響を受けた日本人画家の作品。
ダリの作品を見た後で、日本の画家たちの作品観ることで、ダリイスム(造語)がいかに近代美術に溶け込んでいったかがよくわかる構成になっています。
ただ、この順番で観るとどうしてもダリが薄まってしまうので、最後はもう一度ダリの作品と対峙して、ダリを補充してから退場しましょう。
場内ではモロビの紹介VTRが有ったり、ミュージアムショップにはモロビグッズも一部販売しているので、西日本圏のダリアン並びにモロビスト(=モロビファン・造語)は必見です。