この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
幼少期から木彫に慣れ親しんできた黒蕨は、コンピュータ技師として働く傍ら木彫を続け、ほぼ独学で現在のスタイルを確立しました。
1980年代には全国各地の公募展で大賞を受賞するようになり、2015年には日本を代表する木彫作家対象の彫刻賞である平櫛田中賞を受賞するなど、高い評価を得ています。
黒蕨の作品は、モチーフの素材感をも写し取るような精巧さで、社会への問いかけや人の心の有り様について語りかけてきます。鑑賞者は、まるで吸い込まれるように作品と向き合い、日用品や人体の一部によって表された作家の思念に、自身や身近な人を投影するような気持ちになります。
本展は、屋内所蔵作品の中でも来館者に特に関心の高い《チョット休憩》(1985)を含む初期の作品から新作までを展示し、表現の連関から垣間見える黒蕨の活動の主題に触れるものとなるでしょう。
◆ 黒蕨 壮(くろわらび そう)
1951年、鹿児島県阿久根市生まれ、愛知県在住。1984年より彫刻家の堀内正和に師事し、第1回現代日本木彫フェスティバル(1988)、木の造形旭川大賞展(1996)で大賞。2015年に日本を代表する彫刻賞である平櫛田中賞を受賞。個展・グループ展での発表多数。主なパブリックコレクションに、北海道立旭川美術館(北海道)、網走市立美術館(北海道)、神奈川県立近代美術館(神奈川)、清須市はるひ美術館(愛知)、名古屋市美術館(愛知)、井原市立田中美術館(岡山)、相生森林美術館(徳島)など。本館開館1周年(2001)に行われたレジデンス事業に参加。2004年からは、鹿児島県湧水町のイベント「高原フェスタ チェンソーアート」の講師・審査・作品制作に参加し、彫刻の普及に多大な貢献をしている。湧水町ふるさと観光大使。本館コレクション作家。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年5月8日(金)~2020年7月5日(日)
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会場 | 鹿児島県霧島アートの森 Google Map |
住所 | 鹿児島県姶良郡湧水町木場6340番地220 |
時間 |
9:00~17:00
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休館日 |
月曜日 5月7日 ※祝日の場合は翌日休園、5月4日は開園 |
観覧料 | 一般 320円(250円) 高大生 210円(160円) 小中生 150円(120円) 幼児以下 無料
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TEL | 0995-74-5945 |
URL | https://open-air-museum.org/ |
鹿児島県霧島アートの森の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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