この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
農耕図とは、農民たちの労働のようすを描いた絵で、専門的には耕作図とも呼ばれます。
その歴史は古く、平安時代の四季絵の中にも田植えなどのようすが描かれていたようですし、室町時代には中国から耕織図(こうしょくず)が伝来して、男性の仕事である農業と女性の仕事である養蚕(ようさん)および機織(はたお)りが、セットで描かれるようになりました。
今回の展示で主にご紹介するのは、これらの流れを汲む江戸時代の絵巻物。「俵(たわら)かさね」上下巻と、「農耕図鑑(のうこうずかん)」上下巻です。
季節ごとの農耕とともに、庶民の一年間の暮らしぶりが描かれたものですが、質素どころか金箔を多用する豪華な画面が連続します。描かれた農民たちが、金泥で縁取られたキラキラの着物を着ているほどです。
一体どんな理由で、またどんな目的で、このように現実離れした農耕の図が制作されたのでしょうか。本展示では、華麗な絵の内容とともに、その制作背景を掘り下げます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年3月21日(土)~2020年5月17日(日)
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会場 | 福岡市博物館 Google Map |
住所 | 福岡県福岡市早良区百道浜3丁目1-1 |
時間 |
9:30~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 ※ただし5月4日は開館し、5月7日休館 |
観覧料 | 一般 200円(150円) 高・大生 150円(100円) 中学生以下 無料
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TEL | 092-845-5011 |
URL | http://museum.city.fukuoka.jp/exhibition/552/ |
福岡市博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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