この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
「昭和の狩野永徳」と評され、横山大観・川合玉堂とともに「近代日本画の3巨匠」の一人に数えられる日本画家・川端龍子。
龍子は、和歌山市に生まれ、上京して若手の洋画家・挿絵画家として活動します。しかし、単身渡米した現地で日本の古美術にふれたことを機に、日本画に転向。翌年、再興日本美術院展において画壇デビューを果たします。
「一にも川端、二にも龍子」と言われる程、横山大観の信頼を得て、院展のホープとして将来を嘱望されました。
しかし、日本画を独学で学んだ龍子のあまりに大胆で豪放な表現は、繊細巧緻な画風が主流であった当時の院展内で軋轢を生み、美術院を脱退。翌年、「健剛なる芸術」の創造を目指した日本画団体・青龍社を旗揚げします。
それまでの日本にはなかった規格外の対策を次々と発表し、センセーションを巻き起こしました。
戦後は、在野の巨匠として青龍社で後進を育てながら、精力的に制作を続け、1959(昭和34)年には文化勲章を受章しました。
川端龍子の生誕135年を記念した本展では、大田区龍子記念館による全面協力のもと、50年以上にわたった龍子の画業全体を回顧します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年4月2日(木)~2020年5月31日(日)
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会場 |
広島県立美術館
![]() |
住所 | 広島県広島市中区上幟町2-22 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 ※5月4日は開館 |
観覧料 | 一般 1,300円(1,100円) 高・大学生 1,000円(800円) 小・中学生 600円(400円)
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TEL | 082-221-6246 |
URL | https://www.hpam.jp/ |
広島県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

《龍巻》1933年、大田区立龍子記念館

《爆弾散華》1945年、大田区立龍子記念館

《南飛図》1931年、和歌山市立博物館

《龍子垣》1961年、大田区立龍子記念館

《草の実》1931年、大田区立龍子記念館

《唐獅子牡丹》1935年-1945年、水野美術館