澄川喜一 そりとむくり

横浜美術館

  • 開催期間:2020年2月15日(土)~2020年5月24日(日)
  • クリップ数:9 件
  • 感想・評価:1 件
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《そりのあるかたち-1》1978年 欅 135×260×45cm 東京都現代美術館蔵 ©Sumikawa Kiichi 撮影:村井修
《S君》1959年 ブロンズ 33×22×27cm 作家蔵(島根県立石見美術館寄託) ©Sumikawa Kiichi 撮影:村井修
《木の群れ》1992年 チーク、槐、黒御影石 196×240×42cm 島根県立美術館蔵 ©Sumikawa Kiichi
《そりのあるかたち》2018年 杉 215×85×50cm 作家蔵 ©Sumikawa Kiichi 撮影:江崎義一
《そりのあるかたちA》2019年 槐、欅、神代欅 210×48.5×38cm 作家蔵 ©Sumikawa Kiichi 撮影:江崎義一
「風の塔」1997年 東京湾アクアライン川崎人工島 撮影:村井修 *デザイン監修
手前:《TO THE SKY》2012年 御影石 東京スカイツリータウン ©SumikawaKiichi/奥:「東京スカイツリー®」2012年 *デザイン監修 撮影:内海敏晴
(ポートレイト)撮影:内海敏晴
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

本展は、戦後日本の抽象彫刻を牽引してきた澄川喜一(すみかわきいち 1931年生まれ)の、首都圏の公立美術館で開催される初の大規模個展です。最新作を含む約100点の作品・資料によって、60有余年におよぶ澄川の創作活動の全貌を、あらためて回顧します。

彫刻家をこころざして東京藝術大学に進学した澄川は、塑像(そぞう)を中心とする具象表現の基礎を徹底的に学びました。彫刻専攻科を修了後は藝大で教職につきながら数々の作品を発表、やがて、木や石などの自然素材に対する深い洞察をへて、日本固有の造形美と深く共鳴する抽象彫刻「そりのあるかたち」シリーズに展開します。このテーマは、今なお追究し続ける澄川のライフワークとなっています。

一方で、公共空間における造形の分野でも精力的に作品を発表していきます。東京湾アクアライン川崎人工島「風の塔」や東京スカイツリー®のデザイン監修など、都市の巨大構造物に関わる多彩な仕事でも注目されました。横浜市内においても野外彫刻や多くの公共造形物を手がけ、2013年には横浜文化賞を受賞、横浜市や郷里をはじめとして日本各地で文化貢献に尽くしてきました。

具象彫刻にはじまり、やがて先鋭な抽象彫刻に転じつつ、巨大な野外彫刻や建築分野との協働へと創作の領域をひろげる澄川喜一の決定版ともいえる展覧会です。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2020年2月15日(土)~2020年5月24日(日)
会場 横浜美術館 Google Map
住所 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
時間 10:00~18:00
  • ※5月の金曜・土曜は20:00まで
    (入館は閉館の30分前まで)
休館日 木曜日 
観覧料 一般 1,500円(1,400円)
大学・高校生 900円(800円)
中学生 600円(500円)
小学生以下 無料
65歳以上 1,400円※要証明書、美術館券売所でのみ対応

【前売】
一般 1,300円
大学・高校生 700円
中学生 400円
  • ※( )内は20名以上の団体料金(美術館券売所でのみ販売、要事前予約)
    ※前売券は2020年2月14日(金)まで販売
    ※毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)
    ※障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
    ※観覧当日に限り本展の観覧券で「横浜美術館コレクション展」も観覧可
    ※その他の割引料金については別途お問い合わせください
TEL045-221-0300
URLhttps://yokohama.art.museum/special/2020/sumikawakiichi/

横浜美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

澄川芸術の世界観

喜一先生、横浜展のお祝いを申し上げます。永い間 そりのある形 をテーマにされて 木彫会に新風を起こされて日本の現代美術界に一つの方向をしめされました。その作品の真髄は 素材の中の天性を悟り 自然界の空間のバランスを分析・解明されて、それが木の本質であるがゆえに 無心にして 生命感あふれる芸術空間に昇華された連作でした。作品に漂う清楚な息吹・旋律は遠く飛鳥の時空間に導かれて、法隆寺の五重塔を仰ぐかのような高邁な精神の響きが聞こえてくるかのようです。作品から音も、邦楽のツツミの音が聞こえてまいります。喜一先生の中に流れている血の中にある大和魂の神話の神秘性が表れているのは 誠に素直に自然に面白く現代に語り掛けてくれています。
大きな野外彫刻モニュメントにおいては シンメトカルな形態が基本となっていますが すべてが東洋的な精神から発想されていて都市空間や伝統的な日本庭園の中で 澄川精神である清純さと威厳さと平和の時空間が築かれています。日本文化の輸出・入であった横浜港に囲まれながら澄川芸術を展開・披露することは ふさわしい意義があり 我々同胞としても 大変に嬉しく衷心よりお祝い申し上げます。

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出展作品・関連画像IMAGES

《そりのあるかたち-1》1978年 欅 135×260×45cm 東京都現代美術館蔵 ©Sumikawa Kiichi 撮影:村井修

《S君》1959年 ブロンズ 33×22×27cm 作家蔵(島根県立石見美術館寄託) ©Sumikawa Kiichi 撮影:村井修

《木の群れ》1992年 チーク、槐、黒御影石 196×240×42cm 島根県立美術館蔵 ©Sumikawa Kiichi

《そりのあるかたち》2018年 杉 215×85×50cm 作家蔵 ©Sumikawa Kiichi 撮影:江崎義一

《そりのあるかたちA》2019年 槐、欅、神代欅 210×48.5×38cm 作家蔵 ©Sumikawa Kiichi 撮影:江崎義一

「風の塔」1997年 東京湾アクアライン川崎人工島 撮影:村井修 *デザイン監修

手前:《TO THE SKY》2012年 御影石 東京スカイツリータウン ©SumikawaKiichi/奥:「東京スカイツリー®」2012年 *デザイン監修 撮影:内海敏晴

(ポートレイト)撮影:内海敏晴

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