この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
宮本常一(みやもとつねいち)は、生涯にわたり日本全国をくまなく歩き、それぞれの土地の特長やそこに生きる人々の知恵を、独自のやり方で民俗学のなかに蓄積してきました。
そしてそれを、故郷周防大島で言うところの「世間師」として、具体的な生活のなかに活かそうとした人でもあります。
社会問題がますます複合・複雑化するなか、旅をしながら個々の土地に根差した実践を試みた宮本の姿は、今日でも私たちを鼓舞し続けています。
一方アーティストたちは、地球環境が劣悪になり資本主義が倫理性を失った現在、美術館やギャラリーといったホワイトキューブだけでなく、現実の課題がある「土地」に入りだしています。美術は、具体的な地域のなかで、社会とのかかわりを体現し始めたかに見えます。
本展では、宮本の土地へのまなざしや思想を伝えるとともに、現代において、土地の特色を活かしたアートプロジェクトや、土地をリサーチした作品を発表するアーティストに焦点をあて、具体的な地域に目を向け、そこに生きる人々の声に耳を傾けることの意味を問い直します。
◆参加作家 50音順
木村崇人、栗田宏一、曽我英子、竹腰耕平、中﨑透、西野達、深澤孝史
◆宮本常一関連部分監修
中村寛(多摩美術大学准教授、文化人類学)
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2019年11月16日(土)~2020年1月13日(月・祝)
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会場 | 市原湖畔美術館 Google Map |
住所 | 千葉県市原市不入75-1 |
時間 |
10:00~17:00
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休館日 |
月曜日 ※ただし2020年1月13日は開館 |
観覧料 | 一般 600円 (500円) 大高生・シニア(65歳以上) 500円(400円)
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TEL | 0436-98-1525 |
URL | http://lsm-ichihara.jp/exhibition/20191116-20200113 |
市原湖畔美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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