この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
古くから奈良は、東大寺・春日大社といった「南都詣で」をはじめ、社寺の霊験あらたかな名所を巡る巡礼地でした。
江戸時代には、大仏の修理、開眼供養が行われ、20万人の参詣客が訪れたと言われています。そして「お伊勢参り」や「西国三十三所巡礼」を兼ねた奈良見物も盛んになり観光の町としてにぎわってきました。
しかし明治維新の改革により奈良の町は近代化の荒波にのみこまれていきます。時代に翻弄されながらも荒廃した興福寺境内地に奈良公園が整備され、博物館やホテルも建設されました。また近代化の象徴である鉄道が敷かれ、公共交通機関の発達とともに近代的観光都市へと生まれ変わってきたのです。
近代奈良の歴史や芸術文化を探る、奈良を観るシリーズの第6回目として、今回は「観光」をテーマに取り上げました。
近代から昭和時代にいたる奈良観光のあゆみの一端を、当時の絵図や絵葉書、鉄道パンフレットをはじめ、戦後、奈良の魅力を存分に発揮した奈良大和路仏像ポスターを中心に展示構成します。
残された貴重な史料は、人々の心をとらえようとデザインや写真、キャッチコピーなど表現豊かに仕上げられています。そして当時の時代背景や観光に対する価値観などうかがい知ることができることでしょう。展示では、文士や多くの人を誘ってきた観光史料の数々を紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2019年7月9日(火)~2019年8月12日(月・振)
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会場 | 奈良市美術館 Google Map |
住所 | 奈良県奈良市二条大路南一丁目3番1号 ミ・ナーラ5F |
時間 |
10:00~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 但し7月15日、8月12日は開館、翌日休館 |
観覧料 | 一般 300円 但し、16歳未満・高校生・奈良市在住の70歳以上の方、障がい者(要手帳)と介護者は無料 |
TEL | 0742-30-1510 |
URL | https://ncmoa.art/ |
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◆7月15日、7月21日、8月4日、8月11日
午後2時から作品解説
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