4.0
変わらない日常をコツコツ
変わらない日常をコツコツ生きていく事の大切さを感じました。
15歳から定年まで勤めあげて、定年後は、荒尾を住まいとして、毎日毎日、その街の風景を描き続け…クレヨン、パス、水彩、鉛筆とで。変わらない日常も少しづつ変化していく様は、画家の生き方そのものであるように思いました。
鉛筆画の精密さ、筆致の真っ直ぐさは、独学とは思えない…また、美しいものに向く眼差しと実直な人柄を想像させます。
出品数は少ないので、もう少し!と物足りなさがありますが『路傍の画家』と言われた作品に触れる時間はいいものでした。