5.0
モリカズ様式の世界観に浸れます!
97歳と長生きされた守一ですが、自然や動植物といった直ぐそばにある日常のいのちを見つめながら、画風の探究し続けたんだと思いながら鑑賞しました。晩年80代の作品の《宵月》が好きでした。
『モリカズ様式』といわれるハッキリした輪郭線、色彩も簡潔で一見シンプルで余分なものをマイナスしているのに、奥行きのある画!月が灯す中の静寂さ、澄んだ空気がスーっと入ってきて良かったです。展示数が多いので満足できると思います。
キャプションも素朴に添えてあるので、画家に合ってると思いました!藝大卒業前後の若い頃の作品、自画像や蝋燭などもとてもいいです。
土曜の午後だったからか?来館者は割と多かったです。久留米市美術館は大きくないですし、天井低い建物なので、まぁまぁ、密度を感じました。
1/13までともうすぐ終わるので、近くの方はぜひ!