この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
空間を大規模に変容させる表現などで、現実世界の不確かさを人びとの実感に引き寄せる作品を展開し、国内外で大きく注目を集める現代アートチーム「目」の、美術館における初の大規模個展を開催します。
千葉県の地球磁場逆転地層(チバニアン)や、それらの地質学によって示されるように、未だに原因が解明できないような天変地異の連続の上に、私たちの現実という地表の世界は成り立っています。
本展では、展示物に加え、鑑賞者の動きや気づきを含む千葉市美術館の施設全体の状況を大型インスタレーション作品として展開し、突き放された現実としての美術館に人々を誘います。
様々な状況が集積されてゆく動的な展示空間は、訪れる人々が理解していたはずの意味や本質を剥がしてゆくように、当たり前のものとして見過されている現実世界を、新たな感覚で捉え直させる機会となるでしょう。
◆ 目[mé]プロフィール
果てしなく不確かな現実世界を、私たちの実感に引き寄せようとする作品を展開している。手法やジャンルにはこだわらず、展示空間や観客を含めた状況、導線を重視。創作方法は、現在の中心メンバー(アーティスト荒神明香、ディレクター南川憲二、インストーラー増井宏文)の個々の特徴を活かしたチーム・クリエイションに取り組み、発想、判断、実現における連携の精度や、精神的な創作意識の共有を高める関係を模索しながら活動している。
主な活動に、「たよりない現実この世界の在りか」/資生堂ギャラリー, 東京/ 2014 年、憶測の成立/越後妻有トリエンナーレ, 新潟/ 2015 年、「Elemental Detection」/さいたまトリエンナーレ/ 2016 年、「repetition window」/ Reborn-Art Festival, 石巻/ 2017 年、「景体」/六本木クロッシング, 森美術館などがある。第28 回タカシマヤ文化基金、VOCA 展2019 佳作賞受賞。東京藝術大学非常勤講師。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2019年11月2日(土)~2019年12月28日(土)
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会場 | 千葉市美術館 Google Map |
住所 | 千葉県千葉市中央区中央3-10-8 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
11月5日(火)、11日(月)、18日(月)、25日(月)、12月2日(月)、9日(月)、16日(月)、23日(月) ※11月5日、12月2日は全館休館 |
観覧料 | 一般 1,200円(960円) 大学生 700円(560円) 小・中学生、高校生 無料
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TEL | 043-221-2311 |
URL | https://www.ccma-net.jp/ |
千葉市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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