この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
1951年11月、岡本太郎は東京国立博物館において縄文土器と出会い、その4次元的な造形力に衝撃を覚え翌年、美術雑誌『みづゑ』に「四次元との対話-縄文土器論」を発表します。
これに端を発し、岡本はいわゆる「わび」「さび」とは異なる、他の東アジア地域からの文化的影響を受容する以前の、本来の日本の文化、日本人の美意識とは何かについて考察を深め、1956年、著書『日本の伝統』として結実させています。
同書のために岡本は本来の日本と考えた文化事象を、自らシャッターを切ってカメラに収めています。
縄文土器・土偶、京都の古刹の中世の庭など。その写真は、岡本が撮影した写真のなかでも、記録性を超えた写真芸術の高みにまで到達しています。
本展は、『日本の伝統』をもとに、岡本による写真作品を中心として、「日本の伝統」とは何かを再考する機会となることを願って開催します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2019年4月27日(土)~2019年6月30日(日) |
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会場 | 川崎市岡本太郎美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 5月7日(火)、8日(水) ※4月29日(月)、5月6日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 900円(720円) 高校・大学生・65歳以上 700円(560円) 中学生以下 無料
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TEL | 044-900-9898 |
URL | https://www.taromuseum.jp/ |
川崎市岡本太郎美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆「岡本太郎と日本の伝統」
展開催記念公開シンポジウム
【日本美術にとって伝統とは何か】
日時:2019年6月2日(日)10:00~17:00
主催:川崎市岡本太郎美術館、学習院大学
後援:ジャポニスム学会、美学会、美術史学会
パネラー:
花井久穂(東京国立近代美術館工芸館)
島尾新(学習院大学教授)
玉蟲敏子(武蔵野美術大学教授)
稲賀繁美(国際日本文化研究センター教授)
三浦篤(東京大学教授)
佐々木秀憲(川崎市岡本太郎美術館)
会場:未定
料金:未定
申込み:要申込み
※申込み方法は決定次第、川崎市岡本太郎美術館ウェブサイトでお知らせします。
◆ ワークショップ
「ミニチュア模型の桜を作ろう」
講師:鈴木伸吾(東京藝術大学講師)
日時:2019年6月23日(日)11:00~13:00
会場:創作アトリエ
定員:15名
対象:どなたでも※小学3年生以下は保護者同伴
料金:観覧料のみ
申込み:電話受付(5月23日(木)10:00から受付開始)、先着順
◆ キッズ写真展
写真募集!-テーマ“なんだ?これは!”
太郎さんは豊かな視点を持った写真を数多く残しました。子供の視線は何をとらえているのか、大人と異なる視点を楽しむ「キッズ写真展」を開催します。テーマは「なんだ?これは!」是非、ご応募ください。
応募期間:4月27日(土)~5月26日(日)
応募資格:12歳以下、および保護者の方
応募点数:一人1点
展示期間:6月8日(土)~6月30日(日)
展示場所:美術館ギャラリースペース
応募方法:応募フォームより申込み
※申込み方法は決定次第、川崎市岡本太郎美術館ウェブサイトでお知らせします。
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