この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
古代から中世前期まで続いた猿投窯(さなげよう)の技術は、周辺窯業地へと伝播し影響を与えました。その中でも瀬戸窯・常滑窯は、日本六古窯(にほんろっこよう)にも数えられ、現在まで続く愛知県の窯業として継承されています。
常滑窯は、12世紀前半に「山茶碗(やまぢゃわん)」と呼ばれる無釉(むゆう)の碗類の生産により成立し、12世紀中頃には渥美窯の壺・甕生産の技術導入を受け、後の常滑焼の代名詞となる大型の壺・甕の生産が始まったと考えられています。
鎌倉幕府の成立に伴い、常滑窯製品の生産量は飛躍的に増加し、都市鎌倉を中心に全国的に流通することとなりました。また、平安時代の終わりから鎌倉時代には、京都・鎌倉の寺院の他、旧尾張国の熱田神宮などに供給する瓦生産も担っていました。
その一方で、六古窯の信楽窯(滋賀)や丹波窯(兵庫)、越前窯(福井)などの壺・甕生産は、常滑窯の技術がその礎にあったことが明らかになっています。
本展では中世(12~13世紀)のやきものから窯業大国「愛知」の源流を検証していきます。
◆同時開催
企画展「やきもの王国」×柴川敏之(美術家)コラボレーション企画「未来からの扉~2000年後のやきもの王国へようこそ!」
コラボ・プチ展示 「柴川敏之|2000年後の未来旅行」【観覧無料】
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年1月18日(土)~2020年3月22日(日)
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会場 | 高浜市やきものの里かわら美術館・図書館 Google Map |
住所 | 愛知県高浜市青木町九丁目6番地18(かわら美術館・図書館 本館) |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 火曜日 2月12日(水)、2月26日(水) ※ただし2月11日(火・祝)、2月24日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 高校生以上 400円(320円) 中学生以下 無料
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TEL | 0566-52-3366(美術館) |
URL | https://www.takahama-kawara-museum.com/ |
高浜市やきものの里かわら美術館・図書館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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