この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
野口久光(1909-1994)は、1933年東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後、映画配給会社・東和商事合資会社(現・東宝東和)に入社。約30年で1,000枚を超える映画ポスターを制作しました。
野口の映画ポスターは、タイトルや俳優の名前まですべて手描きで、作品の雰囲気と内容を豊かに表現した「一枚の絵画」としての魅力に溢れています。
『大人は判ってくれない』(1959)監督のフランソワ・トリュフォーは、野口の手による日本版ポスターに感激し、続編のなかに小道具として登場させたという逸話も残っています。
また野口はジャズやミュージカルの評論家としても活躍し、デューク・エリントンやカウント・ベイシーはじめ、ジャズの巨匠たちと親交し、1983年には日米の音楽文化の橋渡しへの貢献により、ニューオリンズ名誉市民にも選ばれました。
本展では、野口久光が手がけた映画ポスターやその原画、映画スターやジャズプレーヤーのポートレート、デザインを手がけた書籍・雑誌・レコードジャケットなど、約400点の作品・資料を展示。
時代を経てもその輝きを失わない野口久光のグラフィック・デザインの世界を紹介します。映画の都・山形で心ゆくまでご覧ください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2019年4月6日(土)~2019年5月12日(日) |
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会場 | 山形美術館 Google Map |
住所 | 山形県山形市大手町1-63 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 4月8日(月)、15日(月)、22日(月)、5月7日(火) |
観覧料 | 一般 900円 高大生 600円 小中生 400円 土曜日、5月5日は中学生以下無料 20名以上の団体は各2割引、障がい者とその付添者1名は各半額
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TEL | 023-622-3090(代表) |
URL | http://www.yamagata-art-museum.or.jp/exhibition/3076.html |
山形美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆ 大林宣彦監督講演会
日時:4月27日(土)13:30─
会場:山形美術館3階ホール(120席)
野口久光がポスターを手がけた「禁じられた遊び」や「第三の男」など、往年の名作映画に大林宜彦氏が捧げた映画を上映した後、大林宣彦監督から映画をこよなく愛する山形の皆さんにご講演いただきます。
上映作品:『思い出は映画とともに』
(大林宣彦監督作品/2014年/48分)
聞き手:根本隆一郎氏
(NPO法人 古き良き文化を継承する会代表)
※当日展覧会入場者の方は参加無料ですが、整理券が必要です。当日10:00より館内にて整理券を配布します(先着順)。
※詳細はお問い合わせください。
共催=認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
◆ 展示室にて“予告編映画”を上映
野口久光がポスターを手がけた映画の劇場で上映された予告編映像を厳選し、展示室内で紹介します。
◆ 担当学芸員によるギャラリー・トーク
毎週土曜日10:30~(約30分)
◆ 山形国際ドキュメンタリー映画祭2019
プレイベント ─禁じられた遊び─
10月に開催される山形国際ドキュメンタリー映画祭プレイベントとして、野口久光がポスターを描いた映画を上映し、関連トークを行います。
日時:2019年4月19日(金)~25日(木)
上映映画:『禁じられた遊び』[デジタル・リマスター版](ルネ・クレマン監督/フランス/1952(日本公開1953)/86分)
会場:フォーラム山形
(山形市香澄町2-8-1/電話023-632-3220)
料金:前売1,100円
※山形美術館「野口久光 シネマ・グラフィックス」チケット(半券可)の提示で当日料金から100円引
主催=認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
共催=フォーラム山形、山形美術館
問い合わせ:認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局(023-666-4480)
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