この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
マウリッツ・コルネリス・エッシャー(1898-1972)は20世紀を代表する版画家であり、そのいわゆる「だまし絵」を中心とした魅力的な作品群により、世界中で広く人気を博しています。
オランダに生まれたエッシャーは、ハールレムの建築装飾美術学校で版画の技術を学びました。
初期にはイタリアやスペインの街並みや建築に魅せられてそれらを直接題材に制作し、1925年から10年間にわたりローマを拠点に活動を続けました。スペインのアルハンブラ宮殿のモザイク模様は、その後のエッシャーの独自の作風に大きな影響を与えています。
1938年には代表作のひとつである《昼と夜》を発表。その後も、画面を繰り返し模様で敷き詰めた「平面充填」や、二次元と三次元との交錯などをテーマとした名作を次々と発表しました。
本展では、世界最大級のエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館が所蔵する、初期から後期にかけての選りすぐりの作品約150点を日本で初公開いたします。
私たち人間の眼がみせる奇想天外な現象を分析し、飽くなき探究心で新しい不思議の世界を生み出し続けたエッシャーの、独創性にあふれた作品を一堂にお楽しみください。
◆秘蔵のコレクション日本初公開!
イスラエル博物館が所蔵するエッシャーコレクションは、アメリカの著名な弁護士であり、アートコレクターとして知られるチャールズ・クレイマー氏らによって寄贈された質の高い作品群です。今回作品保護のため常設展示していない秘蔵のコレクションが初来日します。
◆8つのキーワードでエッシャーの謎を紐解きます。
初期から後期にかけての全出品作を「科学」、「聖書」、「風景」、「人物」、「広告」、「技法」、「反射」、「錯視」の8つの観点から分析し、エッシャーの制作の謎に迫ります。
◆幅約4メートルの大作《メタモルフォーゼⅡ》公開
エッシャーが生涯かけて取り組んだ重要なテーマである「メタモルフォーゼ」(変容)。「平面充填」の技術を駆使し、風景から静物まで様々な要素が変容する様子を表現しています。今回1939-40年に制作された、《メタモルフォーゼⅡ》の貴重な初版プリントをご紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2019年4月12日(金)~2019年6月16日(日)
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会場 | 愛媛県美術館 Google Map |
展示室 | 愛媛県美術館 新館1階企画展示室1・2 |
住所 | 愛媛県松山市堀之内 |
時間 |
9:40~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
4月15日(月)、22日(月) 5月7日(火)、13日(月)、20日(月)、27日(月) 6月4日(火)、10日(月) |
観覧料 | 一般 1,400円(1,200円) 高大生 900円(700円) 小中生 600円(400円)
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TEL | 089-932-0010 |
URL | https://www.ehime-art.jp/ |
愛媛県美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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