この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
本橋成一(1940-)は、1960年代から市井の人々の姿を写真と映画という二つの方法で記録してきたドキュメンタリー作家です。
炭鉱、大衆芸能、サーカス、屠場、駅など人々の生が息づく場をフィールドとし、チェルノブイリ原発事故の後もかの地で暮らす人々の日々を主題としてこれまで写真集3冊と映画2作品を制作しています。
2016年はチェルノブイリの事故からちょうど30年目の節目の年になりますが、被曝した故郷をテーマとした本橋の写真は、3・11を経たわれわれによりいっそう切実なメッセージを投げかけてきます。
本展では、本橋の原点となる未発表の初期作品から代表作を含めた200点以上を展示し、半世紀にもおよぶ写真家としての軌跡をご紹介します。
◆本橋成一(もとはし・せいいち)
写真家・映画監督 1940年東京生まれ。63年自由学園卒業。65年東京綜合写真専門学校卒業。68年「 炭鉱〈ヤマ〉」で第5回太陽賞受賞。95年『無限抱擁』で日本写真協会賞年度賞、写真の会賞を受賞。98年「ナージャの村」で第17回土門拳賞受賞。
ドキュメンタリー映画 「ナージャの村」(1997)、「アレクセイと泉」(2002)、「ナミイと唄えば」(2006)、「バオバブの記憶」(2009)を監督、「水になった村」「祝の島」「ある精肉店のはなし」をプロデュース。2015年に最新監督作「アラヤシキの住人たち」を公開した。
主な個展に「本橋成一 ナジェージダ–希望」東京都写真美術(2002)、「本橋成一 写真・映像展:ナジェージダ–希望」松本市美術館(2006)など。主な写真集に『ナージャの村』(平凡社、1998)、『アレクセイと泉』(小学館、2002)、『屠場』(平凡社、2011)、『上野駅の幕間』(新版、平凡社、2012)、『サーカスの時間』(新版、河出書房新社、2013)、『炭鉱〈ヤマ〉 』(新版、海鳥社、2015)などがある。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年2月7日(日)~2016年7月5日(火)
2018年10月1日(月)より改修工事に伴い一時休館。次回の展覧会は、2019年4月からの開催予定。
|
---|---|
会場 | IZU PHOTO MUSEUM Google Map |
住所 | 静岡県長泉町東野クレマチスの丘347-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 |
水曜日 5/4は開館 |
観覧料 | 大人 800円(700円) 高・大学生400円(300円) 小・中学生 無料
|
TEL | 055-989-8780 |
URL | http://www.izuphoto-museum.jp/exhibition/195750260.html |
IZU PHOTO MUSEUMの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
静岡県で開催中の展覧会