この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
福岡市博物館が収蔵する福岡藩の藩士の、刀や槍の装具を展示し、当時の武家のしきたりや伝統、ファッションなどの歴史と文化を紹介します。
現在の日本の刀の展示は、刀工が鍛えた刀身の、美術的、工芸的な鑑賞が中心です。しかし実用の具とするためには刀身に柄と鍔をつけて鞘に納める必要があります。
江戸時代の武士は、両手で使う打刀の大、小を帯びることが公的な身分の証となりました。その後太平の世では、鞘や柄は漆工芸の粋をあつめ、付属する金具も金工師の芸術的な細工が施され、ファッション的な要素も強くなりました。
一方槍は、刀工が鍛えた穂先の鎗を木製の長柄に装着し、しかも鞘をかぶせて実用の武器「槍」になります。武器としての実用品の比重が、刀より高い槍には、工芸的に派手な装具はありません。それでも槍は、武士の家の武功や家柄を表すもので、高禄の武士は従者に槍を持たせて外出、鞘や柄は家の験でもありました。
なお黒田長政の筑前入国時から、優れた刀や鎗を藩士に供給してきた、信国派、石堂派の作品も合わせて展示します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2018年12月26日(水)~2019年2月24日(日) |
---|---|
会場 | 福岡市博物館 Google Map |
展示室 | 企画展示室1 |
住所 | 福岡県福岡市早良区百道浜3丁目1-1 |
時間 |
9:30~17:30
(最終入場時間 17:00)
|
休館日 |
月曜日 ※ただし月曜日が祝休日の場合、翌平日が休館 |
観覧料 | <常設展・企画展観覧料(共通)> 一般 200円(150円) 高・大生 150円(100円) 中学生以下 無料
|
TEL | 092-845-5011 |
URL | http://museum.city.fukuoka.jp/exhibition/528/ |
福岡市博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
福岡県で開催中の展覧会