この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
本年は、雲谷派の祖・雲谷等顔(うんこくとうがん 1547~1618)の没後400年に当たり、山口県立美術館ではこの節目の年に記念展を開催します。
本展は1984年に当館で開催した「雲谷等顔と桃山時代」展以来、34年ぶり、史上最大規模の大回顧展となります。
等顔は、桃山画壇4巨匠の一人ですが、狩野永徳や長谷川等伯など豪壮な絵を描いた絵師に比べると、“雪舟の後継者”として水墨画を本領としたためか、地味なイメージを持たれがちです。
しかし、墨を極め、その魅力を知り尽くした等顔が繰り出す表現は幅広く、とくに山水画のジャンルにおいて到達した境地は、桃山時代随一といっても過言ではありません。
等顔は毛利輝元側近の絵師・文化アドバイザーとして、山口を拠点にしながら、京都では名立たる禅僧たちと交流し、寺院でも数多く筆をふるうなど大いに活躍しました。
今回は国内の等顔の代表作をはじめ、アメリカのボストン美術館からも名品が里帰りします。戦国から泰平の世へと移行する激動期において、水墨画の多彩な表現を模索した雲谷等顔の画業と実像を、息子や弟子の作品、歴史資料、新発見・初公開を含む82件の作品によって紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2018年11月1日(木)~2018年12月9日(日) |
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会場 |
山口県立美術館
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住所 | 山口県山口市亀山町3-1 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ただし11/5、12/3は、ファーストマンデーのため開館 |
観覧料 | 一般 1,300円(1,100円) シニア・学生 1,100円(900円) 18歳以下 無料
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TEL | 083-925-7788 |
URL | http://www.yma-web.jp/ |
山口県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

雲谷等顔《山水図屏風》左隻 ボストン美術館蔵
Photograph © 9.14.2018 Museum of Fine Arts, Boston

雲谷等顔《山水図屏風》左隻 山口県立美術館蔵

雲谷等顔《山水図屏風》右隻 山口県立美術館蔵