この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
前221年、秦の国王・嬴政(えいせい)は、戦国の乱世を勝ち抜いて天下統一を果たし、始皇帝を名乗りました。始皇帝は生前から自身の陵園の造営に着手し、その巨大な陵墓のほど近くに埋められた8000体の陶製の兵士や馬 - 兵馬俑 - は、20世紀最大の考古学的発見ともいわれています。
本展では、最新の発掘成果を取り入れながら、秦王朝と始皇帝にまつわる重要かつ多彩な文物を一堂に紹介します。西方の小国であった秦は、かつて黄河流域を中心に一大勢力を誇った西周王朝とどのような関係にあったのでしょうか。また近年明らかになりつつある秦の帝都と陵園の実像とはどのようなものでしょうか。
そして始皇帝は兵馬俑に何を託したのでしょう。約120件の展示品を通して、知られざる秦王朝と始皇帝の実像に迫ります。
◆第一章 秦王朝の軌跡 - 周辺の小国から巨大帝国へ
秦は、かつて黄河流域を中心に一大勢力を誇った西周王朝に帰属する小国でした。その秦の遺跡からは、西周王朝のものと見まがうほどの装飾品や、儀礼の道具が出土しています。
これにより、秦が多分に西周王朝を意識していたことがうかがえるわけですが、そこには西周の次に天下を治めるのは自分たちであるとの意気込みが見え隠れします。
◆第二章 始皇帝の実像 - 発掘された帝都と陵園
始皇帝の生前の住まいである咸陽(かんよう)宮殿と、いわば死後の住まいである陵園から出土した建築部材を通して、始皇帝時代の実像に迫ります。
◆第三章 始皇帝が夢見た「永遠の世界」 - 兵馬俑と銅車馬
兵馬俑の傑出した写実性は、始皇帝が死後も皇帝として永遠に世界を支配しようとしていたことを物語ります。また、実物の2分の1で作られた銅車馬は、始皇帝の霊魂の行く末を暗示します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2016年3月15日(火)~2016年6月12日(日) |
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会場 | 九州国立博物館 Google Map |
住所 | 福岡県太宰府市石坂4-7-2 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ※ただし、3月21日(月・振休)、5月2日(月)は開館。3月22日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 1,600円(1,400円) 高大生 1,000円(800円) 小中生 600円(400円)
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TEL | 050-5542-8600 (ハローダイヤル) 9:00-20:00/年中無休 |
URL | http://heibayou.jp/ |
九州国立博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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