この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
線描による絵画は、先史時代の人類に始まりを見出すことができます。当時の人々の記憶の中にある狩りのイメージを描いた洞窟壁画は、迫真的で見る人の感性を揺さぶるものです。
洞窟壁画やデッサンのように、必ずしも写実的とはいえない絵であっても、的確に対象を捉えていると感じるのはどうしてでしょうか。
本展では、平塚市美術館の所蔵作品の中から、線をめぐるさまざまな表現を展示し、画面の中で線がどのような役割を果たしているか探っていきます。
はじめに、線描を中心に据えた作品を紹介します。人物の輪郭が絵の中の空間を分割したり、一見すると抽象的な線の集合が形を与えていたりします。
次に、自然や人間がつくった線を描いた作品を見ます。植物の幹や根は系統図やらせん構造をなし、人が歩いてできた道は時間的な変化も想像させます。
最後に、画家が筆の痕跡を強く残している作品を紹介します。筆触があらわす線は、たとえば風や人の存在を暗示することもあります。
3つの観点は相互に重なる部分もありますが、線をテーマに広がるイメージをじっくりとご鑑賞ください。
また、2017年に新たに収蔵された作品を展示するコーナーを設けて紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年9月15日(土)~2018年11月25日(日)
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会場 | 平塚市美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県平塚市西八幡1-3-3 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 9月18日、10月9日(火)は休館 ※9月17日、24 日、10月8日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 200円(140円) 高大生 100円(70円)
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TEL | 0463-35-2111 |
URL | http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/page14_00115.html |
割引券 | http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/info3.html |
平塚市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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