春の江戸絵画まつり へそまがり日本美術
禅画からヘタウマまで

府中市美術館

  • 開催期間:2019年3月16日(土)~2019年5月12日(日)
  • クリップ数:14 件
  • 感想・評価:4 件
春の江戸絵画まつり へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで 府中市美術館-1
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春の江戸絵画まつり へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで 府中市美術館-5
狩野山雪《松に小禽・梟図》 摘水軒記念文化振興財団(府中市美術館寄託)
徳川家光《兎図》
伊藤若冲《伏見人形図》
忍頂寺静村《坂田金時図》
与謝蕪村《寒山拾得図》
春の江戸絵画まつり へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで 府中市美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

人は、見事な美しさや完璧な美しさに、大きな感動を覚えます。しかしその一方で、きれいとは言いがたいもの、不格好で不完全なものに心惹かれることもあるでしょう。「へそまがりの心の働き」とでも言ったらよいでしょうか。

例えば、禅画に描かれた寒山拾得の二人は、不可解さで見る者を引きつけます。また、江戸時代の文人画には、思わず「ヘタウマ?」と言いたくなるような作品があります。文人画の世界では、あえて朴訥に描くことで、汚れのない無垢な心を表現できると考えられていたのです。

あるいは、徳川家光が描いた《兎図》はどうでしょうか。将軍や殿様が描いた絵には、ときおり見た人が「???」となるような、何と言い表せばよいか困ってしまうような「立派な」作品があります。描き手が超越した存在であることと、関係があるのかもしれません。更に近代にも、子供が描いた絵を手本にして「素朴」にのめり込む画家たちがいました。

この展覧会では、 中世の禅画から現代のヘタウマまで、 日本の美術史に点在する「へそまがりの心の働き」の成果をご覧いただきます。

へそまがりの感性が生んだ、輝かしくも悩ましい作品の数々を眺めれば、日本美術のもう一つの何かが見えてくるかもしれません。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2019年3月16日(土)~2019年5月12日(日)
  • 前期:3月16日(土)〜4月14日(日)
    後期:4月16日(火)〜5月12日(日)
会場 府中市美術館 Google Map
住所 東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
※4月29日、5月6日は開館
観覧料 一般 700円(560円)
高校生・大学生 350円(280円)
小学生・中学生 150円(120円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料
    ※常設展も観覧できます
    ※府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/

府中市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

府中市美術館 府中市美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

ナンセンス×ハイセンス=最高!!!

前後期両方行きました。古今東西、世俗にとらわれないへそまがりの精神から生まれたゆる〜いナンセンスな画はなんとも魅力的です。
作品のひょうきんさもさることながら、解説が面白いったらありゃしない!ハイセンスな解説文はどれも笑えてそれだけで楽しめました(あれ誰が考えたんだろう)。
特に徳川家光の絵はどれもちょこんと可愛いものばかり。有名画家の指導を受けたい放題の将軍家でありながらあの画風を貫いたのだとしたら、家光も絵の中に自由を求めていたのかもしれませんね。更にはそれを家臣にプレゼントするくらいですから、自分の道に自信を持っていたのでしょうね。
どんな立場の人も世間を気にせず自由を貫く、そんな姿勢になんだか元気づけられました。

4.0

へそまがりとは?

日本美術ブームかと思いますが、その中で、可愛い、写実、奇想、等につづき、「へそまがり」に焦点が当てられているのが、まずに面白いです。

誰しも他人とは違う何かを見いだしたい願望があるはず。
ラインナップは、ろ雪、白隠、仙崖、若冲、等々、豪華(+家光、家継の将軍様や、ルソー、萬鉄五郎、蛭子能収まで!)なうえ、色々な作品を通して、なんでこういう風に描いちゃったかなー、を考えるのがとても面白い。

後期も観に行きたいと思います。

THANKS!をクリックしたユーザー
wazwasさん

5.0

めっちゃゆるゆるでおもしろいです

こんなにもユルい作品が?というくらい前半の禅画などのゆるさがたまらなくお子白いです。後半の将軍たちの描いたなんともちょっと抜けたようなかわいいミミズクやウサギ、鳳凰など、なぜに??というちょっと不思議なかっこうのゆるきゃらもいて、こちらも大人気になりそうな感じです。
図録もマスト買い!なおススメ品です!

THANKS!をクリックしたユーザー
wazwasさん

4.0

江戸絵画からルソー、蛭能収迄し

若沖、仙厓の初公開作品、将軍の絵画等見所は多いです。サブタイトルにヘタウマとありますが、仙厓の屏風、芦雪の作品群、中村芳中の十二ヶ月花押し絵貼付屏風等名品も多数展示です。キャプションが良いです。公式図録はAmazonでも購入可。リピーター割引で二回目は入館料が半額になりますので前期だけでなく後期も魅力的な展示作品展示されますのでオススメです。

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  • BY TK

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出展作品・関連画像IMAGES

狩野山雪《松に小禽・梟図》 摘水軒記念文化振興財団(府中市美術館寄託)

徳川家光《兎図》

伊藤若冲《伏見人形図》

忍頂寺静村《坂田金時図》

与謝蕪村《寒山拾得図》

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