この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
2019年はラグビーワールドカップが開催され、横浜は大会の最後を飾る決勝戦が予定されています。
横浜に生まれ、昭和を代表する作家・大佛次郎は、文壇きってのスポーツマンとして知られていました。野球に始まり、ラグビー、ヨット、テニス、ゴルフ、スキーなど、学生時代から多くのスポーツに親しみました。今回の大佛次郎記念館テーマ展示では、そんな大佛次郎とスポーツにまつわる10のストーリーを紹介します。
大佛次郎は国籍や肌の色を異にしていても「スポーツを介して深い親愛の情が生まれる」ことを、「スポーツの美しい魔力」と呼びました。また、その魔力は自分が実践する場だけでなく、観客席にも及ぶことを、野球やラグビーの観戦を通じ、肌で感じていたのです。
今回、第1話から第5話では、大佛次郎の多彩なスポーツ体験を中心に展示します。
第1話では、初の現代小説となる「白い姉」(1931)で描かれた、慶應義塾大学出身のラガーマンを取り上げます。「現代の英雄」と呼んだ登場人物の造形の中に、昭和6年当時、大佛次郎を熱狂させたラグビーの魅力を探ります。
第6話から第10話では、大佛次郎の最も愛したスポーツ「野球」に焦点を当ててします。
第9話では、戦争によって途絶えていた六大学野球の復活において、大佛次郎がいかにに尽力したかを紹介します。終戦直後の混乱期、「スポーツの振興」は新しい時代の象徴でした。とりわけ学生競技の復興は、多くの若者や国民全体に、希望の光をもたらしたことでしょう。
大佛次郎のスポーツマンとしての新たな横顔と、多様なスポーツの素晴らしさと、スポーツを楽しむ人生の素晴らしさ伝えようとした大佛次郎の姿勢を感じられる展覧会です。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年7月14日(土)~2018年11月11日(日)
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会場 | 大佛次郎記念館 Google Map |
住所 | 神奈川県横浜市中区山手町113番地 |
時間 |
10:00~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 ※月曜祝日の場合は翌平日 |
観覧料 | 一般 200円(150円) 中学生以下 無料
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TEL | 045-622-5002 |
URL | http://osaragi.yafjp.org/ |
大佛次郎記念館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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