この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
山形美術館のフランス美術は、2つのコレクションを中心としています。
1991年に吉野石膏株式会社が18作品を山形美術館へ寄託されたことからスタートした「吉野石膏コレクション」は、現在では約150点に及び、印象派の中心をなす画家の作品を中心に、バルビゾン派から20世紀初頭のフォーヴィスムやキュビスム、さらにエコール・ド・パリまでを網羅する国内屈指のコレクションとして注目を集めています。
2008年には吉野石膏コレクションの調査研究や若手芸術家の育成、芸術文化の国際交流などを推進する吉野石膏美術振興財団が設立されています。
また、1985年、山形美術館の新館リニューアルを機に収集された20世紀フランス絵画は、戦後のフランス画壇を彩る作家らの質の高い作品群として広く知られています。60点の絵画に彫刻4作品を加えたコレクションは、初代理事長兼館長 服部敬雄の業績を讃え「服部コレクション」として公開しています。
本展は、2つのコレクションから約120点を一堂に会し、19世紀半ばから20世紀後半までのフランス絵画の流れを紹介するものです。
ポスト印象主義、フォーヴィスム(野獣派)、キュビスム(立体派)、表現主義、シュルレアリスム(超現実主義)など、「イズム」の絶えざる生起と交替によって新しさを追求した近代美術の展開にとどまることのない、フランス絵画の伝統と革新が織りなす豊穣な響きあいをぜひご鑑賞ください。
さらに、このたび吉野石膏コレクションに新たに加わることになった日本画家平山郁夫の屏風作品を初公開します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年6月5日(火)~2018年6月24日(日)
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会場 |
山形美術館
![]() |
住所 | 山形県山形市大手町1-63 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 600円 高大生 300円 小中生 200円
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TEL | 023-622-3090(代表) |
URL | http://www.yamagata-art-museum.or.jp/exhibition/2619.html |
山形美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

ピエール=オーギュスト・ルノワール《シュザンヌ・アダンの肖像》1887年

エドゥワール・マネ《イザベル・ルモニエの肖像》1879年頃

エドガー・ドガ《踊り子たち、ピンクと緑》1894年

ポール・セザンヌ《サンタンリ村から見たマルセイユ湾》1877-79年頃

クロード・モネ《サンジェルマンの森の中で》1882年

メアリー・カサット《マリー=ルイーズ・デュラン=リュエルの肖像》1911年

ジョルジュ・ルオー《告発されたピエロ》1953-56年

モーリス・ユトリロ《アトリエ座》1925年

モイーズ・キスリング《ジョゼット》1934年