この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
新潟県五泉市出身の、阿部展也(あべのぶや、1913~71年、本名:芳文)。1937年、詩人で美術評論家の瀧口修造との共作、詩画集『妖精の距離』で一躍注目され、画家としての本格的なスタートを切りました。
また、前衛写真家としても、雑誌『フォトタイムス』を中心に旺盛な発表を行い、戦前期の日本写真史に見過ごすことの出来ない足跡を残しています。
戦時中は陸軍報道部写真班員としてフィリピンに徴用され、記録写真の撮影とともに、陸軍が発行に関わった雑誌『みちしるべ』の表紙絵なども手掛けました。
戦後、画壇に復帰した後は、キュビスムやシュルレアリスム、アンフォルメル、幾何学的抽象へと目まぐるしく画風を変化させました。国際造形芸術連盟の執行委員を務めるなど、文化交流の最前線に立つ機会も多かった彼は、世界の新しい美術潮流にいち早く接し、それらを貪欲に吸収するだけでなく、雑誌への寄稿等を通じて日本へ紹介する役割も担っています。
画家、写真家、評論家、中世墓石彫刻の研究家等々、様々な顔をあわせ持ち、58歳でローマにて客死するまで、世界を所狭しに駆け回った阿部展也。そのグローバルな生き様は、まさに「あくなき越境者」と呼ぶべきものであったといえましょう。
本展は、新潟市美術館が所蔵する阿部作品からの精選を核として、各地のパブリック・コレクションや個人蔵の作品、新出の資料、関連作家の作品も合わせた約550点により展示構成します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年6月23日(土)~2018年8月26日(日)
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会場 | 新潟市美術館 Google Map |
住所 | 新潟県新潟市中央区西大畑町5191-9 |
時間 | 9:30~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 7月17日(火) ※ただし7月16日(月)、8月13日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,000円(800円) 大学生・高校生 800円(600円) 中学生以下 無料
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TEL | 025-223-1622 |
URL | http://www.ncam.jp/exhibition/4575/ |
新潟市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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