この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
人の顔や姿には豊かな個性があふれています。
この展覧会は「ひと」に焦点をあてながら、所蔵する絵画や彫刻などの作品約70点を3つのテーマに分けて紹介するものです。
魅力的に表されたさまざまな「ひと」をお楽しみください。
◆人 かたち
人物画は絵画の主要なテーマの一つであり、古くは人の姿を借りた神々が完璧なプロポーションやたぐいまれなる美しさを持つ人物像として描かれました。近現代においても人物画は画家たちを魅了するテーマです。彼らは人物をリアルに表すだけではなく、人体の形に大胆なデフォルメを加えるなど、自由な表現を試みています。人間を描くという画家にとって根源的な動機が、絵画に新たな造形を生み出し続けているのです。
◆顔 身近な人々
人の顔は感情や人格を表す重要な箇所であり、美術においてさまざまに表現されてきました。様式化された理想美としての顔や、対象の個性を豊かに表した顔、画家の感情が投影された顔もあるでしょう。また、自画像は画家が自己を深くみつめることで生まれてくるものです。ここでは、身近な人々を題材に画家や彫刻家が表した顔をご覧ください。
◆姿 <前期展示:3/21〜4/22> 三十六歌仙
「三十六歌仙」は、奈良時代から平安時代中期に活躍した和歌の名手36人のこと。すぐれた歌人は「歌仙」と称され、後の時代の人々の崇拝の対象となりました。三十六歌仙の歌はすぐれた書家の手により後世に伝えられ、その姿はやがて絵画化されるようになり、「歌仙絵」として知られています。
ここでは、メナード美術館のコレクションより初公開となる《藤原興風像(佐竹本三十六歌仙切)》をはじめ、三十六歌仙にちなんだ作品を紹介します。
◆姿 <後期展示:4/24〜6/24> 歴史、信仰
古今東西を問わず多くの画家たちが、古の人々の姿に関心を寄せ、さらには信仰の気持ちを神仏の姿に託して描きました。近代の日本では、日本や中国の故事や歴史、神話などの文学に登場する人物を題材とした作品があり、それらは「歴史画」と称されました。とくに日本画では、明治から昭和戦前期にかけ歴史画の流行をみることができます。画家たちは、伝統や歴史に関するさまざまな人間像を表していったのです。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年3月21日(水・祝)~2018年6月24日(日)
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会場 | メナード美術館 Google Map |
住所 | 愛知県小牧市小牧五丁目250番地 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 900円(700円) 高大生 600円(500円) 小中生 300円(250円)
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TEL | 0568-75-5787 |
URL | https://museum.menard.co.jp/ |
割引券 | https://museum.menard.co.jp/exhibition/coupon/index.html |
メナード美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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