この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
瀬戸陶芸の黎明期は、大正期に日野厚を中心とした愛知県立陶器学校関係者などにより行われた図案研究、1913(大正2)年に始まる農商務省主催の展覧会への出品などが起点となり始まりました。
続いて大正期から昭和初期にかけて、研究を目的とした作家集団が続けて結成されます。
この時、瀬戸を訪れ、若い作家たちに多大な影響を与えたのが「工芸は総合芸術である」との考えを提唱した工芸家・藤井達吉(1881-1964)でした。
瀬戸の作家たちは、藤井との交流の中で芸術・工芸思想に触れ、創作の源泉であるスケッチの重要性を認識し、日々実践し、それぞれの制作へ取り組みました。
瀬戸の作家たちは、さらに多くの刺激を吸収し、1946(昭和21)年の加藤華仙による瀬戸初の日展特選受賞に象徴されるように、瀬戸の陶芸は、より多彩に、大きく展開します。
本展では、大正期の図案研究から加藤華仙の日展初の特選受賞の頃までを中心に振り返り、特にこれまで公開されることが少なかった愛知県美術館所蔵の藤井達吉コレクションの陶磁器作品群を通じて、瀬戸の作家たちと藤井達吉との濃密な交流から生まれた意欲的な食器・作品制作、スケッチや図案に注目し、藤井自身の作品や図案とも対比しながら、瀬戸の創作陶芸の源流を辿ります。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年4月14日(土)~2018年6月17日(日)
|
---|---|
会場 | 愛知県陶磁美術館 Google Map |
住所 | 愛知県瀬戸市南山口町234番地 |
時間 |
9:30~16:30
(最終入場時間 16:00)
|
休館日 |
月曜日 ※ただし祝日の場合は直後の平日 |
観覧料 | 一般 600円(480円) 高校・大学生500円(400円) 中学生以下無料
|
TEL | 0561-84-7474 |
URL | https://www.pref.aichi.jp/touji/ |
愛知県陶磁美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
愛知県で開催中の展覧会