この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
テレビのグルメ番組や旅行番組中での食レポ、星の数ほどありそうなグルメガイド本、あるいは駅に置いてある無料のグルメ情報誌など、巷(ちまた)には食べ物屋に関する情報源が充ち満ちています。
近年ではインターネット上のグルメガイドに表示された星の数や口コミを参考に店選びをする人も少なくありません。
今日(こんにち)、東京はミシュランガイドで最多の星つきレストラン数を誇る世界に冠たるグルメ都市ですが、江戸末期の番付や錦絵にも江戸市中の食の名店である料理茶屋(今日の料亭に相当)に関する情報が豊富に取り上げられており、食にこだわる東京人の気質は江戸時代にまでさかのぼるといえるかもしれません。
今回の特集展示は、いかに江戸末期の江戸という町がグルメ・シティであったかを、江戸の料理茶屋に関わる多彩な館蔵資料をもとに紹介します。
展示の一つの核となるのは番付類です。江戸時代は番付文化の時代であり、相撲の番付に模していろいろな事物を格付けすることが流行しました。江戸市中の有名料理茶屋の番付は数多く残されており、人々の関心が高かったことがうかがえます。
展示のもうひとつの核となるのは、歌川広重が天保(1830~44)後期に描いた錦絵「江戸高名会亭尽(えどこうめいかいていづくし)」です。名所絵の第一人者が江戸市中の著名な料理茶屋を描いた揃物で、こうした錦絵が出版されていたことは、料理茶屋が名所としても認識されていたことを知ることができます。
今回の展示ではこの揃物の中から料理描写の豊かなものを中心に選び、その他の錦絵や絵双六、『江戸名所図会』なども加え、料理茶屋の情報が視覚的に伝えられた様子をご紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年1月5日(金)~2018年2月4日(日)
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会場 | 国立歴史民俗博物館 Google Map |
住所 | 千葉県佐倉市城内町117 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 (祝日の場合は開館し、翌日が休館) |
観覧料 | 一般 420円(350円) 高校生・大学生 250円(200円) 中学生以下無料
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TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.rekihaku.ac.jp |
国立歴史民俗博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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