この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
2018年4月に開館30周年を迎える成川美術館。現代日本画を総覧する記念展「戦後日本画の山脈」第一回が開催されます。箱根・芦ノ湖成川美術館の収蔵作品のなかから、数々の代表作が紹介されます。
◆第1室 現役作家の代表作
戦後の日本画は、戦前の日本画壇が築きあげてきた伝統的な歴史画や花鳥風月から決別し、それまでの日本画にはなかった新時代の感情表現を試みる作家が現れはじめます。個人の孤独や追憶など私的ロマンが込められた作品は、戦後世代の「個」に徹する意思の強さの表れでもあります。田渕俊夫、福井爽人、牧進、平松礼二、岡信孝、平岩洋彦、松本勝、内藤五琅、黒光茂明、米谷清和、松下宣廉。
◆第2室 女性画家を含む現役作家の名作
戦後、女性が社会に進出するようになり、日本画の世界でも、自分の道を切り拓き活躍する女性画家たちが多く現れるようになりました。女性ならではの感性で描かれる作品は、新たな日本画の世界を生み続けています。現代日本画を代表する女性作家を含めた現役作家12名の代表作を展示します。稗田一穂、堀文子、土屋禮一、森田りえ子、中野嘉之、前本利彦、小林済、小笠原元、二川和之、安田育代、吉澤照子、芳澤一夫。
◆第3室 物故作家の輝き
一般に、日本画家として大成するのは熟年を迎えてからと言われます。しかし才能を世に認められながらも志半ばで早世したり、名声を求めず求道者のように己の美学を貫く画家もいます。新たな日本画を目指し挑戦を続けた物故作家たちの代表作を展示します。平山郁夫、加山又造、吉田善彦、吉岡堅二、関口雄揮、小泉淳作、毛利武彦、岡崎忠雄、近藤弘明、牛尾武、工藤甲人、四田淳三。
◆第4室 文化勲章受章作家を中心に
文化勲章受章作家たちを中心に、日本の美術史に名を残す日本画家たちの作品を展示します。戦後の激動の時代を生きた近現代の巨匠たちの色褪せない名作です。奥村土牛、前田青邨、堅山南風、徳岡神泉、東山魁夷、山本丘人、杉山寧、髙山辰雄、松尾敏男、麻田辨自、麻田鷹司、加藤栄三、加倉井和夫、石本正、大森運夫。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2017年9月15日(金)~2018年3月15日(木) |
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会場 | 箱根・芦ノ湖成川美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根570番 |
時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 年中無休 |
観覧料 | 一般 1,300円(1,100円) 大学生・高校生 900円(700円) 中学生・小学生 600円(500円) 幼児 無料
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TEL | 0460-83-6828 |
URL | http://www.narukawamuseum.co.jp/ |
割引券 | http://www.narukawamuseum.co.jp/about/coupon.html |
箱根・芦ノ湖成川美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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