特集展示 NANGA 俗を去り自ら娯しむ

和歌山県立近代美術館

  • 開催期間:2017年9月20日(水)~2017年12月17日(日)
  • クリップ数:1 件
特集展示 NANGA 俗を去り自ら娯しむ 和歌山県立近代美術館-1
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冨田渓仙《宇治川之巻 木幡》1915(大正4) 顔料、絹 滋賀県立近代美術館
森寛斎《夏景山水図》1863(文久3) 顔料、絹 滋賀県立近代美術館
富岡鉄斎《漁夫倨傲図》1920(大正9) 顔料、墨、紙 和歌山県立近代美術館蔵
山口八九子《海近き畑》1920(大正9) 墨、顔料、絹 和歌山県立近代美術館蔵
大亦観風《長谷薫風》1947(昭和22)頃 顔料、紙 個人蔵
土田麦僊《梅ヶ畑村》1915年(大正4) 顔料、絹 和歌山県立近代美術館蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

南画とは、中国絵画に影響を受けて江戸時代に成立した、主に山水や花鳥を描く絵画です。

中国の高級官僚が余技に手がけた文人画や、中国江南地方の温暖な風景を柔らかな筆づかいでとらえた南宗画を起源とするもので、江戸中期以後人気を博し、近代でも日本画の一ジャンルとして独自の展開をみせます。

俗世を去って自然に遊び、自らの娯しみのために絵筆を走らせた中国の教養人に、日本の人々はしばしば憧れのまなざしを向け、南画の超俗的な世界観に心を寄せました。

明治時代の南画は、その表現内容が詩文に依拠したために、絵画としての創意工夫に欠けるとされたことや、様式が形骸化しマンネリズムに陥ったことにより、ときに厳しい批判を浴びせられました。

ところが大正時代には、南画を専門とした画家が前時代の流れを汲んで活動を続ける一方で、革新的な日本画家や洋画家らが新時代の表現を求めて南画に学び、従来の枠組みにとらわれない作品を発表します。この革新派の動きは「新南画」と呼ばれ、南画は再び脚光を浴びることとなりました。

生命の躍動を画中に示す「気韻生動」や、画家の心象風景を写す「写意」を重んじる南画は、西洋の美術思潮の影響のもとで、かたちの再現ではなく、内面の表現を重視する当時の表現主義的な絵画観と結びつき、日本の絵画表現に新たな展開をもたらすものとして見直されたのです。

今回の特集展示では、和歌山県立近代美術館コレクションのほか、和歌山県立博物館や滋賀県立近代美術館の所蔵品等も含めた約40点の作品と資料によって、江戸期や明治期の南画の表現とともに、それらを換骨奪胎してモダンに変化を遂げた大正から昭和戦前期の作品が広く紹介されます。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2017年9月20日(水)~2017年12月17日(日)
会場 和歌山県立近代美術館 Google Map
住所 和歌山県和歌山市吹上1-4-14
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
※ただし10月9日(月)は開館し、翌10日(火)休館
観覧料 一般 340円(270円)
大学生 230円(180円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※「コレクション展 2017 ー秋」と共通
    ※高校生以下、65歳以上、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
    ※毎月第4土曜日(9月23日、10月28日、11月25日)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
    ※「関西文化の日」(11月18日、11月19日)、和歌山県「ふるさと誕生日」(11月22日)は無料
TEL073-436-8690
URLhttps://www.momaw.jp/

和歌山県立近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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冨田渓仙《宇治川之巻 木幡》1915(大正4) 顔料、絹 滋賀県立近代美術館

森寛斎《夏景山水図》1863(文久3) 顔料、絹 滋賀県立近代美術館

富岡鉄斎《漁夫倨傲図》1920(大正9) 顔料、墨、紙 和歌山県立近代美術館蔵

山口八九子《海近き畑》1920(大正9) 墨、顔料、絹 和歌山県立近代美術館蔵

大亦観風《長谷薫風》1947(昭和22)頃 顔料、紙 個人蔵

土田麦僊《梅ヶ畑村》1915年(大正4) 顔料、絹 和歌山県立近代美術館蔵

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