この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
クロード・モネ(1840-1926)は、生前に成功した画家で、晩年のものを中心に多くの作品を最期まで手元に残しました。これらは息子のミシェルが相続しましたが、その後、ミシェルの遺志でマルモッタン美術館に遺贈されました。その数およそ150点。モネが晩年に何度も取り組んだ「睡蓮」や「日本の橋」だけでなく、10代後半で描いたカリカチュア(風刺画)や30代から40代の風景画も含まれ、モネの画業を辿ることができる画家本人によるプライベート・コレクションです。この特別な作品群を譲り受け、マルモッタン美術館は、「マルモッタン・モネ美術館」と名称を変えました。
本展では、このモネ・コレクションから選りすぐりの約90点を展示。うち約7割がモネ自身の手によるもので、ほかにはモネ自身が収集した作品やモネ愛用の品をご紹介します。
マルモッタン・モネ美術館でもっとも知られているのは《印象、日の出》でしょう。「印象派」という言葉の由来となった歴史的作品で、ジョルジュ・ド・ベリオが所蔵していたものです。ド・ベリオ氏はモネをはじめとする印象派の画家も診ていた医師で、初期の印象派を評価した数少ない収集家の一人。そのコレクションは1940年にマルモッタン美術館に寄贈されました。
本展には、このド・ベリオ・コレクションから、《印象、日の出》、《ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅》、《雪の効果、日没》の3点が特別出展されます。《印象、日の出》は、福岡では初公開。今でこそ印象派のもっとも有名な作品のひとつですが、20世紀半ばまでは《ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅》の方が高い評価を得ていました。
ド・ベリオ・コレクションは、マルモッタン・モネ美術館の中核をなす作品群で、滅多に貸し出されることはありません。本展はこれらを間近にご覧いただける貴重な機会となります。
マルモッタン・モネ美術館だからこそ実現できた“究極のモネ展”、どうぞご期待ください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2015年12月22日(火)~2016年2月21日(日)
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会場 | 福岡市美術館 Google Map |
住所 | 福岡県福岡市中央区大濠公園1-6 |
時間 |
9:30~17:30
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休館日 |
月曜日 (ただし月曜日が祝・休日の場合は開館し、その後の最初の平日が休館) 12月28日(月)~1月1日(金)、4日(月)、12日(火)、18日(月)、25日(月)、2月1日(月) |
観覧料 | 一 般 1,500円 高大生 1,000円 小中生 500円
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TEL | 092-714-6051 |
URL | http://monet-fukuoka.jp/ |
福岡市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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